
坂本善三「色の構成」
油彩 1978年 22.1×27.3cm(F3号)
左下にサイン
日本の抽象画の最も良質な部分を代表する画家、坂本善三の美しい小品です。
1911(明治44)年熊本県に生まれた坂本善三は、オノサト・トシノブ、瑛九らと同じ世代ですが、海老原喜之助に師事し、独立美術協会で活躍しました。1987年76歳で死去するまで故郷熊本でたんたんと己の道を歩み、故郷の風土や自然に根ざした独自の抽象世界を築き「グレーの画家」「東洋の寡黙」と称されました。
没後、遺族が作品を寄贈し、1995年故郷小国町に坂本善三美術館が開館。没後ますますその評価が高騰しています。
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