北郷悟「ベル」

北郷悟「ベル」
　2001年　銅版・雁皮刷り（刷り：白井版画工房）
　20.0×15.0cm Ed.15 　
　鉛筆サイン

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彫刻家の北郷悟先生に初めて銅版画を制作していただいたのは2001年です。
石や金属を扱っている作家は、紙やキャンバスだけを相手にしている作家と違い、銅版を前にしてもたじろがない。この作品もとても初めて銅版画に取り組んだとは思えぬほど微妙な版の調子をよく生かした秀作です。
先日、盛岡の画廊で、テラコッタと銅版による個展が開催されました。
もう終わってしまった展覧会ではありますが、私にとって感慨深いのはそもそも北郷悟先生の作品を知ったのが盛岡だったことです。
そのことは版画掌誌第４号の編集後記に書きましたのでご覧ください。