本棚

ときの忘れものの小さな書棚には本屋でななかなか置いてないような少部数の本を選んで扱っています(写真の本、全部売っています、サイン本もあり)。

このたび、世に未だ知られていない優れた成果をいちはやく公開、出版している編集出版組織体・アセテートの全刊行物を取扱いはじめました。
たとえば以下のような本です。

●中谷礼仁・中谷ゼミナール著『近世建築論集』2,400円+税
「近世」はなぜ「近代」と呼ばれないか?この単純な問いに隠された日本近世-近代建築世界の知られざる運動を解明。18,19世紀の大工棟梁達による建 築書を多数収録。これを読まずして近代建築論の展開はない。

●G.B.ピラネージ著『ピラネージ建築論 対話』1,400円+税
幻視の建築家ピラネージによる建築論 "PARERE SU L'ARCHITETTURA" を収録。古典主義建築の脱構築。論理の運動が「単調なる純粋さ」を挫く。 訳者、校閲者による解題を付す。
本邦初訳。

●渡辺豊和著『文象先生のころ 毛綱モンちゃんのころ』2,200円+税
モダンからポスト・モダンへ、60年代から70年代へ、組織論から個の極限へ
山口文象/毛綱モン太、二人の巨人の同伴者が描くミッシング・リンク!

●黒田泰介著『ルッカ・一八三八年~古代ローマ円形闘技場遺構の再生』1,800円+税
要塞化、不法占拠、類を見ない集住街区へいたる2000年
「都市まるごと」になったローマ円形闘技場の変転
その歴史研究の世界的第一人者による渾身の書き下ろし

●青井哲人著『彰化・一九〇六年~市区改正が都市を動かす』1,600円+税
台湾・彰化、日本植民地時代の都市改造、その背後に生き続ける都市のかたち。散在する路地、家屋の痕跡の復元によって立ち現れる生きた亡霊都市。
都市研究界きってのスマート解析者がチャリンコを走り回しつつ、縦横に描く都市の諸相。

ぜひ手にとって見てください。

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