細江展都写美1

細江展都写美2


「球体写真二元論 細江英公の世界」展
 会期:2006年12月9日~2007年1月28日
 会場:東京都写真美術館

先日の草間彌生展ギャラリートークにもご参加いただいた写真家の細江英公先生の初期から、60年代の「おとこと女」「薔薇刑」「鎌鼬」、70年代の「抱擁」など代表作による展覧会が開催されます。
細江先生の[薔薇刑][鎌鼬][抱擁][おとこと女]などの写真集は今や稀覯本です。瑛九の周辺に集まった画家たちの中では最年少だった細江先生ですが、98年紫綬褒章、2003年には英国王立写真協会創立百五十周年記念特別賞を受賞するなど、国内外において高い評価を獲得しています。功なり名を遂げても一ケ所に安住することなく、時代の先端をカメラを通して見つめ、謙虚で若い才能を愛する姿勢は一貫しています。

◆細江英公(ほそえ えいこう)写真家。清里フォトアートミュージアム館長。1933年山形県生まれ。本名・敏廣。18歳のときに[富士フォトコンテスト学生の部]で最高賞を受賞し、写真家を志す。52年東京写真短期大学(現東京工芸大学)入学。デモクラート美術家協会の瑛九と出会い強い影響を受ける。54年卒業。56年小西六ギャラリーで初個展。63年三島由紀夫をモデルに撮った[薔薇刑]で評価を確立し、70年[鎌鼬(かまいたち)]で芸術選奨文部大臣賞受賞。


画廊コレクションからご紹介するのは、代表作「釧路湿原に舞う大野一雄」です。
大野一雄


細江英公「釧路湿原に舞う大野一雄」
 「釧路湿原に舞う大野一雄」
 1994年 写真
 作品サイズ:23.5×23cm
 額装サイズ:52.2×41cm
 *マットに鉛筆サインあり

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