北川民次/姉弟を抱く母
北川民次 Tamiji KITAGAWA
「姉弟を抱く母」
  1970  etching
  Image Size 21.0x14.7cm
  Frame Size 39.0x30.0cm
  Ed.100  Signed

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◆北川民次(きたがわ たみじ 1894-1989)は静岡県生まれ。早 稲田大学を中退して1914(大正3)年渡米。ニューヨークのアート・スチューデ ンツ・リーグでジョン・スローンに師事、学友に国吉康雄がいた。1923(大正 12)年メキシコに渡り、シケイロス、リベラ等と交友、メキシコ・ルネサンス を標榜する壁画運動に賛同、またメキシコ郊外のトラルパムで児童美術教育に携わる。
1931(昭和6)年タスコに野外美術学校を移して校長となる。1936(昭和 11)年帰国。翌年の第29回二科展に《タスコの祭》ほかを出品し注目を浴びる。メキシコの風土や人々を描く独特の画風は多くのファンを集め、二科展、日本国際美術展で活躍した。1979(昭和53)年二科会会長となるも同会を退会、以後、悠々自適の生活を送り、明治、大正、昭和、平成の四代を見事に生き抜き、瀬戸で歿した。
まさに大人の風格をもった作家でした。生涯に400点近い版画を制作しています。