小野隆生「少女裸婦像」

小野隆生 Takao ONO
「作品名不詳(少女裸像)」 
 1975年頃 キャンバスに油彩
 イメージサイズ:39.0x29.0cm(楕円)
 額装サイズ:51.8×43.0cm


◆小野隆生の初期の少女裸像です。
先日も初期の椅子の作品を入手、この欄でご紹介しましたが、またも名作を入手!
嬉しいですね。作家が25歳のときの油彩です。
イタリアの小野先生に問い合わせたところ、このモチーフで四角のキャンバスと楕円のキャンバスで、2点制作し、四角の方を1976年の現代画廊の初個展に出品したとのことでした。
これは個展には出品されず、そのまま某コレクターに売られたようです。

下記は、1976年5月24日~6月2日の会期で開催された銀座・現代画廊で開催された小野隆生の初個展のDMです。
小野隆生初個展DM

画廊主・洲之内徹さんは、芸術新潮の連載「気まぐれ美術館」で多くのファンをもちましたが、小野先生についても書いていて、「帰りたい風景 気まぐれ美術館」(昭和55年初版)の冒頭に<三浦さんと小野クン 小野隆生・三浦逸雄・川俣豊子>と題した文章が載っています。
さらに口絵にもカラーで小野作品(姉弟像)が収録されています。