急に寒くなってきました。
年末の恒例、入札による現代美術オークションを今年も開催します。
会期=2007年12月7日(金)・8日(土)
会場入札、ホームページからのメール入札、ファックスでも入札できます。
入札は11月27日から受け付けます。
とりあえず作家名をお知らせします。
ボイス、ピーター・フィリップス、イブ・クライン、レジェ、ジャン・アルプ、クリスト、フェルナンド、ブラック、ラウシェンバーグ、ジャン=エミール・ラブルール、ヘンリー・ミラー、靉嘔、泉茂、磯辺行久、宇治山哲平、大沢昌助、オノサト・トシノブ、北川民次、草間彌生、黒崎彰、殿敷侃、福沢一郎、村井正誠、横尾忠則、吉原英雄、荒川修作。
ときの忘れものならではのラインナップで、なおかつそれぞれの作家の中でも珍しい作品をそろえたつもりです。
実は、出品の半数近くが、あらたに入ってきたK氏旧蔵の作品です。
◆K氏は戦前、欧米に遊学し西洋絵画の蒐集を始めます。
エスペランチスト、美術評論家、児童画教育運動のリーダー、大学学長、公立美術館館長として多彩な活躍をされ、「支持することは買うことだ」との信念のもとに、北川民次、瑛九、オノサト・トシノブら前衛画家たちとの親交から始まった日本の近現代美術のコレクショ ンは膨大で、国立国際美術館の瑛九「泉」「だだっこ」、熊本県立美術館の海老原喜之助「曲馬」、東京都現代美術館のオノサト・トシノブ「壁画A.B.C.D」など、今では多くの美術館にK氏旧蔵作品が収蔵されています。
小コレクター運動を唱え、1957年には「版画友の会」を創設し60~70年代の版画の時代を演出しました。ヴェネツィア・ビエンナーレのコミッショナーとして池田満寿夫、靉嘔ら若い世代を世界の舞台に押し上げたのもK氏の功績でしょう。
研究者としてはカタログ・レゾネの重要性を早くから説き、自ら監修・編纂者として、瑛九、北川民次、恩地孝四郎、小野忠重、木内克、飯野農夫也、森義利、ヘンリーミラー、ヘンリー杉本、靉嘔、古川龍生らの作品集、総目録の刊行に尽力しました。
◆出品リストと作品画像は、11月27日(火)からホームページに掲載します。
どうぞご期待ください。
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