草間彌生　Yayoi KUSAMA「町」
　1995　 etching
　Image Size 22.0×14.5cm
　Sheet Size 38.0×28.5cm
　Ed.100　Signed
*レゾネNo.206（阿部出版）

2月3日のブログでご案内したとおり、渋谷で草間彌生先生のドキュメンタリー映画が上映されている。人様にお薦めしておきながら、なかなか行けなくて、やっと10日に社長とふたり仲良く観てきました。
先生のお住まいとアトリエと新築された草間ビルとの間を往復しながら100号サイズの新シリーズ50点ができあがって行くまでのドキュメンタリーで、とても面白かった。
草間彌生先生の版画処女作から刷りを担当している石田了一さんの工房も出てきます。
欲を言えば、現代美術の先端を走る草間彌生先生の今までの歩みと、今回の具体的な制作過程との関連をもう少し突っ込んでくれると良かったのですが。
でも、こういう映画がつくられ一般の映画館で上映される時代になったのは素晴らしいですね。

ところで、この映画の上映館は渋谷の通称スペイン坂にあるのですが、その坂の途中のパン屋さんの看板に、3月10日が東京大空襲の日であることを知らせる内容が書いてありました。
アメリカと戦争したことさえ知らない人もいるという昨今、若い人たちに向けてのメッセージとして好感をもてました。できることを、できる範囲でやる、思いがけない所にあったので社長が感激していました。