5月23日[金]18時より、細江英公ギャラリートークを行ないます。
ギャラリートーク会費1,000円(1ドリンク)※要予約
参加ご希望の方は、氏名・電話番号を明記の上、メール、電話またはファックスでお申し込み下さい。先着順、定員になり次第締切ります。
TEL  03-3470-2631
Mail info@tokinowasuremono.com
細江MILLA
細江英公 Eikoh HOSOE
「Casa Mila 7」
  1977
  Vintage Gelatin Silver Print
  37.0x55.1cm  Signed

ご紹介する作品は1977年に撮影、プリントされたヴィンテージで、サイン及び年記も当時鉛筆で記入されたままです。保存状態も非常に良好です。
「ヴィンテージ」とは何か、そのどこが重要なのか、「モダンプリント」とどう違うのか。

初日のオープニングにいらっしゃったコレクターの原茂さんが掲示板に書き込みしてくださいましたが、そこから引用させていただくと、
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<撮影と同時あるいはきわめて近い時期に作家自身によって、あるいは作家の指示に従ってプリントされた「撮影時の作家の意図」が最も良く反映されたプリント>である<ヴィンテージプリント>というのは、『初版本』以上に貴重なはず。世界中の美術館やコレクターが先を争って購入しようとしているレアアイテムで、今や世界的な作家のヴィンテージは、どこに何枚あるのかまで調べがついているとか。そんな中で、1977年にニコンサロンで展示されたプリントそのもの(ということは、作家が「これぞ」と納得して世に出したプリントであるわけで、細江先生は「ヴィンテージの中のヴィンテージ」とおっしゃっておられた)が、その後作家の元で保管され、瑛九らを世に送り出し、草間彌生らの版元である「ときの忘れもの」で展示されたとなれば、これ以上の「来歴」はないはず。これがこの値段では外国のバイヤーが丸ごとさらっていくのではないかと心配です。月3万の予算で四苦八苦している「小コレクターもしくはコレクターもどき」としては、日本の美術館とコレクターの奮起を期待することしきり。もっとも、「理性的かつ合理的」に判断すれば(!?)どんな投資よりも安全確実な資産形成であるはずなのですが・>
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ギャラリートークではそのあたりのことを突っ込んで細江先生に語っていただきたいと思っています。

◆ときの忘れものでは、5月9日~5月31日まで「細江英公写真展 ガウディへの讃歌」を開催しています。

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