５月にときの忘れものでは「細江英公写真展ーガウディへの讃歌」を開き、1977年から1984年にかけてのヴィンテージ・プリントを展示しました。
撮影当時の希少な作品が完璧な状態で保存されていたことは細江英公先生の写真芸術への真摯な姿勢を象徴するものとして、たいへん感銘を受けました。
展覧会は終了しましたが、作品はいつでもご覧に入れられますので、ご興味のある方はぜひ画廊にお出かけください。
細江英公浮世絵うつし20細江英公「春本・浮世絵うつし＃1-20」

先週、盛大なオープニングが開かれた細江英公人間写真展『春本・浮世絵うつし/きもの/鎌鼬　屏風・掛軸・写真絵巻』も銀塩写真（ゼラチン・シルバー・プリント）とは違った味わいの作品を見ることができます。
　　会期：2008年6月10日(火)～7月21日(月) 10:30～18:00
　　会場：新宿・エプサイトギャラリー

新しい写真集『原罪の行方』『死の灰』を出版するなど、益々お元気な細江英公先生ですが、先日いただいたメールによると今月はアメリカでも写真展が開かれます。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
ロサンジェルス・カウンテイ・ミュージアム（ＬＡＣＭＡ）での個展のオープニングに出て、いくつかの仕事を済ませて帰ってきます。ＬＡＣＭＡでは、「春本・浮世絵うつし」と「胡蝶之夢」の写真絵巻と「鎌鼬」を展示します。なお、この展覧会は「プライス・コレクション展」と同時開催になるもので、一方は１８世紀、１９世紀の堂々たる「日本画」、一方は２１世紀の「写真」という対比が美術館の狙いのようです。如何なる結果に相成るやら興味津津です。細江英公
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

「春本・浮世絵うつし」や「鎌鼬」などの代表作のオリジナル・プリントは、ときの忘れものでも常時在庫しています。

◆ときの忘れものでは、6月23日[月]―7月5日[土]まで「北郷悟展ー空からー」を開催します。本展のみは月曜も開廊しています。ぜひお出かけください。

こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから