少年の頃の夢は、建築家になるか古本屋になるかだった。
建築家の夢はあえなくやぶれたが、古本屋への夢はまだ捨てきれない、なにせ倉庫にはごまんと本が積んである・・・・・
当然のことながら活字中毒症である。
通勤はもちろん、どんなときにも活字(本、雑誌、新聞)を持っていないと不安で仕方が無い。
しかし、本屋に行くことは以前に比べて格段に少なくなった。必要な本はネットで買うことが増えたからだが、どうしても本屋に行かないと手に入らないものがある。出版元が出すPR雑誌である。
新潮社の「波」、岩波書店の「図書」、集英社の「青春と読書」、角川書店の「本の旅人」、小学館の「本の窓」、etc.,
いずれも100円程度の定価はついているが、本屋さんのカウンターでただでいただける。
私これが大好きで、必ず本屋に寄ったらこれらPR雑誌を貰うことにしています。
なかでも筑摩書房の「ちくま」は愛読しております。
岡崎武志さんの「古本屋は女に向いた職業 女性古書店主列伝」は2006年の連載時から、ことのほか愉しみに読んでおりました。それが単行本になった。

岡崎武志著『女子の古本屋』
筑摩書房刊 1,400円(+税)
いやあ、実に面白い。
青山「古書日月堂」、八重洲口「八重洲古書会館」、荻窪「海月書林」、仙台「book cafe 火星の庭」、雑司が谷「旅猫雑貨店」、目白「ブックギャラリー ポポタム」、倉敷「蟲文庫」、神戸「トンカ書店」、東京「古本 海ねこ」、西荻「興居島屋」、神保町「呂古書房」、神保町「石田書店」、前橋「山猫屋書房」など、全国の女性店主(店長)の古本屋さんの探訪記なのだが、昔ながらのいわゆる古本屋さんとは一味も二味も違うお店がずらり。
巻頭に載っているのが「古本界の常識をくつがえした 古書日月堂 佐藤真砂さん」。
私どもからも歩いていける青山の根津美術館の前にあるお店です。
お店も素晴らしいが、そのホームページ(古書日月堂)が秀逸です。デザイン、図版が美しい上に、読ませるコメントが凄い!
畏るべし女子の古本屋。
ぜひご覧になってください。
ところで、この本、さぞかし若い女性に売れているかと思ったら、買っているのは中年のおじさんなんですと。なぜかしらねえ。
◆ときの忘れものでは、7月18日[金]―7月26日[土]まで「石山修武新作版画展」を開催します。また世田谷美術館で8月17日[日]まで「建築がみる夢 石山修武と12の物語」が開催されています。併せてご覧ください。
◆ときの忘れものは、7月25日[金]―7月27日[日]まで大阪の堂島ホテルで開催される「ART OSAKA 2008」に出展します。ブースは808号室です。
◆6月26日~9月30日までの三ヶ月間、伊豆の伊東にある池田20世紀美術館で「小野隆生展 描かれた影の記憶 イタリアでの活動30年」が開催されています。展示の様子はスライドショーでご覧になれます(コチラをクリックしてください)。
建築家の夢はあえなくやぶれたが、古本屋への夢はまだ捨てきれない、なにせ倉庫にはごまんと本が積んである・・・・・
当然のことながら活字中毒症である。
通勤はもちろん、どんなときにも活字(本、雑誌、新聞)を持っていないと不安で仕方が無い。
しかし、本屋に行くことは以前に比べて格段に少なくなった。必要な本はネットで買うことが増えたからだが、どうしても本屋に行かないと手に入らないものがある。出版元が出すPR雑誌である。
新潮社の「波」、岩波書店の「図書」、集英社の「青春と読書」、角川書店の「本の旅人」、小学館の「本の窓」、etc.,
いずれも100円程度の定価はついているが、本屋さんのカウンターでただでいただける。
私これが大好きで、必ず本屋に寄ったらこれらPR雑誌を貰うことにしています。
なかでも筑摩書房の「ちくま」は愛読しております。
岡崎武志さんの「古本屋は女に向いた職業 女性古書店主列伝」は2006年の連載時から、ことのほか愉しみに読んでおりました。それが単行本になった。

岡崎武志著『女子の古本屋』
筑摩書房刊 1,400円(+税)
いやあ、実に面白い。
青山「古書日月堂」、八重洲口「八重洲古書会館」、荻窪「海月書林」、仙台「book cafe 火星の庭」、雑司が谷「旅猫雑貨店」、目白「ブックギャラリー ポポタム」、倉敷「蟲文庫」、神戸「トンカ書店」、東京「古本 海ねこ」、西荻「興居島屋」、神保町「呂古書房」、神保町「石田書店」、前橋「山猫屋書房」など、全国の女性店主(店長)の古本屋さんの探訪記なのだが、昔ながらのいわゆる古本屋さんとは一味も二味も違うお店がずらり。
巻頭に載っているのが「古本界の常識をくつがえした 古書日月堂 佐藤真砂さん」。
私どもからも歩いていける青山の根津美術館の前にあるお店です。
お店も素晴らしいが、そのホームページ(古書日月堂)が秀逸です。デザイン、図版が美しい上に、読ませるコメントが凄い!
畏るべし女子の古本屋。
ぜひご覧になってください。
ところで、この本、さぞかし若い女性に売れているかと思ったら、買っているのは中年のおじさんなんですと。なぜかしらねえ。
◆ときの忘れものでは、7月18日[金]―7月26日[土]まで「石山修武新作版画展」を開催します。また世田谷美術館で8月17日[日]まで「建築がみる夢 石山修武と12の物語」が開催されています。併せてご覧ください。
◆ときの忘れものは、7月25日[金]―7月27日[日]まで大阪の堂島ホテルで開催される「ART OSAKA 2008」に出展します。ブースは808号室です。
◆6月26日~9月30日までの三ヶ月間、伊豆の伊東にある池田20世紀美術館で「小野隆生展 描かれた影の記憶 イタリアでの活動30年」が開催されています。展示の様子はスライドショーでご覧になれます(コチラをクリックしてください)。
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