つい先日、乃木坂のGALLERY・MAで開催されている安藤忠雄建築展「挑戦ー原点からー」に行ってきました。
G間安藤忠雄展フライヤー
 あの3階の会場の屋外と屋内をとっぱらって、安藤建築の”原点”である「住吉の長屋」を原寸大模型でどーんと再現してしまった。さすが安藤さんです。

安藤忠雄「住吉の長屋」
安藤忠雄「住吉の長屋」


ちょうど雨が降っており、トイレに行くには傘をさして中庭をわたらなければならないという貴重な体験まですることができました。会場にはちゃんと傘まで用意してあります。
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<住吉の長屋は過密な都市環境の中にあって外部に開かれた窓はない。外から見れば閉鎖的で単純な四角い箱にしか見えないが、箱を三等分した真ん中は中庭として空に解き放っている。両サイドにはぴたっと隣家がくっついているので、無駄とも思われるこの中庭はこの住まいの生命ともいえる。”雨の日は、傘なしではトイレにも行けない”、なんという横暴な建築家の設計か、と随分批判を受けた。しかし大阪の下町に暮らしてきた庶民といわれる人々には、理屈を超えて理解され得るものがどこかにあったはずである。>安藤忠雄『家』40頁より(住まいの図書館出版局)
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展覧会は12月20日までですが、ぜひ皆さんお見逃し無く。


 さて、リブアーツのサイトに細江英公先生のインタビューが掲載されています。
幼少期の思い出から、現在にいたるまで、人間への熱いメッセージをこめたとても良い雰囲気のインタビューになっています。
細江英公FincaG1
細江英公「Finca Guell 1」
 1978 Vintage Gelatin Silver Print
 signed

細江英公鎌鼬17
細江英公「鎌鼬 作品17」
 1965 printed later Gelatin Silver Print
 signed

細江英公浮世絵2-10
細江英公「春本・浮世絵うつし #2-10」
 2003年 Photograph
 Ed. 30  signed

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