前回ご紹介した名古屋ボストン美術館における馬場コレクション展については、まだまだ書きたいこともあるのですが、とりあえず次にまわすとして、別の展覧会をご紹介します。

奈良にある中野美術館で「絵と版画の交響ー須田国太郎、鳥海清児から駒井哲郎までー」という展覧会が開催されています。
送っていただいた出品目録には、小出楢重、国吉康雄、長谷川利行、須田国太郎、村山槐多、三岸好太郎、鳥海青児、松本竣介、駒井哲郎の9作家の29点が掲載されています。
前期(9月10日~10月13日)、後期(10月17日~11月24日)で一部展示換えがあるようですが、駒井作品は「束の間の幻影」「R夫人の肖像」「食卓Ⅱ」「人形と小動物」など12点が出品リストに載っています。
私はまだこの美術館に行ったことがないのですが、ここが持っている「R夫人の肖像」は昔、私どもでお納めしたものなので、何とか作品に再会したいと思っています。
実は、「R夫人の肖像」(1950年)及びその完成版ともいうべき「R夫人像」(1970年頃)という作品は、駒井作品の中でも最も謎に満ちた作品で、幾つものバージョンがあり、いまだその全貌はわかっていない。いずれこの連載できちんと論じたいと思っています。
幸い、奈良には私の師匠、西田画廊のご主人がいる、中野美術館を見た後、一晩ゆっくり酒でも飲みながら、西田さんの好きな現代美術の講義を受けたいものです。

駒井哲郎『人形と小動物』
1951年 銅版(アクアチント)
18.0×10.4cm
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから。

奈良にある中野美術館で「絵と版画の交響ー須田国太郎、鳥海清児から駒井哲郎までー」という展覧会が開催されています。
送っていただいた出品目録には、小出楢重、国吉康雄、長谷川利行、須田国太郎、村山槐多、三岸好太郎、鳥海青児、松本竣介、駒井哲郎の9作家の29点が掲載されています。
前期(9月10日~10月13日)、後期(10月17日~11月24日)で一部展示換えがあるようですが、駒井作品は「束の間の幻影」「R夫人の肖像」「食卓Ⅱ」「人形と小動物」など12点が出品リストに載っています。
私はまだこの美術館に行ったことがないのですが、ここが持っている「R夫人の肖像」は昔、私どもでお納めしたものなので、何とか作品に再会したいと思っています。
実は、「R夫人の肖像」(1950年)及びその完成版ともいうべき「R夫人像」(1970年頃)という作品は、駒井作品の中でも最も謎に満ちた作品で、幾つものバージョンがあり、いまだその全貌はわかっていない。いずれこの連載できちんと論じたいと思っています。
幸い、奈良には私の師匠、西田画廊のご主人がいる、中野美術館を見た後、一晩ゆっくり酒でも飲みながら、西田さんの好きな現代美術の講義を受けたいものです。

駒井哲郎『人形と小動物』
1951年 銅版(アクアチント)
18.0×10.4cm
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