「写真に恋する」7日目は、ルディ・バークハートの「New York 1940」をご紹介します。
この写真は、現在、メトロポリタン美術館で開催中の特別展「New York, N. Why?: Photographs by Rudy Burckhardt, 1937–1940」(会期2008年9月23日―2009年1月4日)にも出品されている作品です。
一見、床屋が写っているなんてことのない写真だと思ってしまいますが、他の作品を調べていくと、変わった構図をしていることに気付きます。見下ろしているような視線だということに。
ルディ・バークハートは、ニューヨークやメイン州などの都市をシリーズで撮影し、歩く人の視線から捉えた写真家だそうです。空などの抜けるような空間がないためか、画面に圧迫感さえ感じますが、レンズ越しの視野の狭さを感じるるユーモアのある作品です。(おだちれいこ)
ルディ・バークハート Rudy BURCKHARDT
「New York 1940」
1940(printed in 1981)
Gelatin Silver Print
24.0x32.0cm
Ed.75
signed
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
◆ルディ・バークハート Rudy Burckhardt(1914~1999)
1914年スイスのバーゼル生まれの写真家、映像作家。薬学を学ぶために渡英するが挫折し、パリに渡る。15歳のときにピンホールカメラを作って初めて写真を撮影。1933年最初の都市のシリーズを撮り始める。1934年生涯の友となるダンス評論家で詩人のエドウィン・デンビイと会い、翌年渡米sし、ニューヨークで共同生活を始める。1936年頃からライフワークとなるニューヨークのシリーズを撮り始める。1950年にはイタリアのナポリのアカデミーで油彩を学び、以降、写真とともに油彩による個展も多く開催する。1956年から夏をメイン州で過ごすようになり、もうひとつの連作であるメインのシリーズが始まる。1987年ニューヨーク近代美術館で映像作品の回顧展が開催されたほか、写真作品がホイットニー美術館、メトロポリタン美術館、PS1コンテンポラリー・アート・センターなど多くのグループ展に展示。2008年メトロポリタン美術館で特別展が開催される。1999年歿。
*画廊亭主敬白
上記をはじめ、ただいま開催中の「写真に恋する 写真コレクション展」(本日が最終日です、お見逃し無く)の出品作品の紹介文は、スタッフの三浦と尾立が書きました。
私としては、泣くほど嬉しい。
もちろん、彼らの仕事としての成果(成長)に対する評価ですが、それよりも、この一週間、ブログの執筆から開放されたことが、何より嬉しいことでした。
私、あるとき「毎日ブログ更新」を勝手にスタッフに宣言してしまったもんだから、意地でも毎日書かなきゃあと、寝ても覚めても(は大袈裟か)ブログに追い回されています。
書くのはまあ、苦じゃあないが、問題は中身です。皆さんが興味を持ってくださる話題、しかも商売に結びつかなければ、たちまち貧乏画廊の命運も尽きてしまう。
これでもいろいろ苦労してるんです。
そんな苦しい日々から、この一週間は開放されて、のんびりさせていただきました。昨夜はちょいと早びけさせていただき、社長と一週間遅れの結婚記念日を某レストランでささやかに祝いました。
この写真は、現在、メトロポリタン美術館で開催中の特別展「New York, N. Why?: Photographs by Rudy Burckhardt, 1937–1940」(会期2008年9月23日―2009年1月4日)にも出品されている作品です。
一見、床屋が写っているなんてことのない写真だと思ってしまいますが、他の作品を調べていくと、変わった構図をしていることに気付きます。見下ろしているような視線だということに。
ルディ・バークハートは、ニューヨークやメイン州などの都市をシリーズで撮影し、歩く人の視線から捉えた写真家だそうです。空などの抜けるような空間がないためか、画面に圧迫感さえ感じますが、レンズ越しの視野の狭さを感じるるユーモアのある作品です。(おだちれいこ)
ルディ・バークハート Rudy BURCKHARDT「New York 1940」
1940(printed in 1981)
Gelatin Silver Print
24.0x32.0cm
Ed.75
signed
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◆ルディ・バークハート Rudy Burckhardt(1914~1999)
1914年スイスのバーゼル生まれの写真家、映像作家。薬学を学ぶために渡英するが挫折し、パリに渡る。15歳のときにピンホールカメラを作って初めて写真を撮影。1933年最初の都市のシリーズを撮り始める。1934年生涯の友となるダンス評論家で詩人のエドウィン・デンビイと会い、翌年渡米sし、ニューヨークで共同生活を始める。1936年頃からライフワークとなるニューヨークのシリーズを撮り始める。1950年にはイタリアのナポリのアカデミーで油彩を学び、以降、写真とともに油彩による個展も多く開催する。1956年から夏をメイン州で過ごすようになり、もうひとつの連作であるメインのシリーズが始まる。1987年ニューヨーク近代美術館で映像作品の回顧展が開催されたほか、写真作品がホイットニー美術館、メトロポリタン美術館、PS1コンテンポラリー・アート・センターなど多くのグループ展に展示。2008年メトロポリタン美術館で特別展が開催される。1999年歿。
*画廊亭主敬白
上記をはじめ、ただいま開催中の「写真に恋する 写真コレクション展」(本日が最終日です、お見逃し無く)の出品作品の紹介文は、スタッフの三浦と尾立が書きました。
私としては、泣くほど嬉しい。
もちろん、彼らの仕事としての成果(成長)に対する評価ですが、それよりも、この一週間、ブログの執筆から開放されたことが、何より嬉しいことでした。
私、あるとき「毎日ブログ更新」を勝手にスタッフに宣言してしまったもんだから、意地でも毎日書かなきゃあと、寝ても覚めても(は大袈裟か)ブログに追い回されています。
書くのはまあ、苦じゃあないが、問題は中身です。皆さんが興味を持ってくださる話題、しかも商売に結びつかなければ、たちまち貧乏画廊の命運も尽きてしまう。
これでもいろいろ苦労してるんです。
そんな苦しい日々から、この一週間は開放されて、のんびりさせていただきました。昨夜はちょいと早びけさせていただき、社長と一週間遅れの結婚記念日を某レストランでささやかに祝いました。
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