三週間のいつもより長い会期で開催した「植田正治写真展ー砂丘劇場」が終了しました。最終日の昨日、私はちょっと風邪気味で大事をとって休ませていただきましたが、たくさんのお客さんにご来場いただき、ほんとうにありがとうございました。展覧会は終了しましたが、画廊で植田正治作品をご覧いただけますので、どうぞお気軽に声をかけてください。
一昨年でしたか、スタッフの三浦に「好きな企画をやっていいよ」とけしかけたら、彼は真っ先にジョック・スタージスと植田正治の名前をあげたものでした。スタージスさんには手紙を書いて口説き、あげくシアトルまで出かけていき、昨年、今年と素晴らしい新作写真展を実現できました。物故作家である植田正治については、なかなか実現までこぎつけるのはたいへんでしたが、おかげさまで数人にコレクターのご協力を得ることができ、16点もの代表作を展示することができたのは望外のよろこびでした。この展覧会を一つのステップに、これからも優れた写真作品の紹介につとめたいと思っています。
私事で恐縮ですが、歳には勝てず、ここ数年耳が遠くなってきました。お客様から話しかけられても反応できないこともあり、心配になって先日耳鼻咽喉科のお医者さんに診てもらいました。やはり聴力が落ちているようで、「これ以上、悪くなることはあってもよくはならない」と宣告されてしまいました。補聴器をつけるほどではないそうで、「とにかく、いろいろな音を聞きなさい。そして人と会話するときは<はっきり、区切って、ゆっくりと>を心がけなさい。」といわれました。なるほど、自分がそういう風に話せば、相手も自然にそういう風に話してくれる。せいぜい気をつけて会話しましょう。
話かわって、しばらく前になりますが、長野県坂城で原広司設計による森工房を主宰している森仁志さんからパリの美術雑誌『AZART』を送ってもらいました。不勉強でこういう雑誌が出ていることは知りませんでしたが、今春4月パリのブキヌリー・ドゥ・ランスティトゥ画廊で個展を開いた森さんのことが大きく取り上げられていました。カルナックの巨石群を描いた油彩18点の出品だったようです。
森さんはもともとは画家志望だったようですが、雑誌『三彩』の編集者として活躍し、その後リトグラフの工房を故郷の坂城に開き、プリンターとして多くの画家たちのリトグラフ制作に関わってきました。私も版元として、森工房に大沢昌助、関根伸夫、菅井汲、福沢一郎、竹田鎮三郎らの大判作品の刷りをお願いしてきました。
その森さんが画家として再び絵筆をとり、池袋の西武で大きな個展を開いたことは、以前にもこのブログで紹介しました。


森さんの活躍を喜ぶ次第です。
一昨年でしたか、スタッフの三浦に「好きな企画をやっていいよ」とけしかけたら、彼は真っ先にジョック・スタージスと植田正治の名前をあげたものでした。スタージスさんには手紙を書いて口説き、あげくシアトルまで出かけていき、昨年、今年と素晴らしい新作写真展を実現できました。物故作家である植田正治については、なかなか実現までこぎつけるのはたいへんでしたが、おかげさまで数人にコレクターのご協力を得ることができ、16点もの代表作を展示することができたのは望外のよろこびでした。この展覧会を一つのステップに、これからも優れた写真作品の紹介につとめたいと思っています。
私事で恐縮ですが、歳には勝てず、ここ数年耳が遠くなってきました。お客様から話しかけられても反応できないこともあり、心配になって先日耳鼻咽喉科のお医者さんに診てもらいました。やはり聴力が落ちているようで、「これ以上、悪くなることはあってもよくはならない」と宣告されてしまいました。補聴器をつけるほどではないそうで、「とにかく、いろいろな音を聞きなさい。そして人と会話するときは<はっきり、区切って、ゆっくりと>を心がけなさい。」といわれました。なるほど、自分がそういう風に話せば、相手も自然にそういう風に話してくれる。せいぜい気をつけて会話しましょう。
話かわって、しばらく前になりますが、長野県坂城で原広司設計による森工房を主宰している森仁志さんからパリの美術雑誌『AZART』を送ってもらいました。不勉強でこういう雑誌が出ていることは知りませんでしたが、今春4月パリのブキヌリー・ドゥ・ランスティトゥ画廊で個展を開いた森さんのことが大きく取り上げられていました。カルナックの巨石群を描いた油彩18点の出品だったようです。
森さんはもともとは画家志望だったようですが、雑誌『三彩』の編集者として活躍し、その後リトグラフの工房を故郷の坂城に開き、プリンターとして多くの画家たちのリトグラフ制作に関わってきました。私も版元として、森工房に大沢昌助、関根伸夫、菅井汲、福沢一郎、竹田鎮三郎らの大判作品の刷りをお願いしてきました。
その森さんが画家として再び絵筆をとり、池袋の西武で大きな個展を開いたことは、以前にもこのブログで紹介しました。


森さんの活躍を喜ぶ次第です。
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