いま、うらわ美術館で「氾濫するイメージ―反芸術以後の印刷メディアと美術1960's-70's」展が開催されています。うらわ美術館は、「本をめぐるアート」を収集・展示するのを方針としているので、今回のこの展覧会もその線に沿った「印刷メディア」で活躍した横尾忠則、赤瀬川原平、粟津潔、中村宏、木村恒久、タイガー立石、つげ義春、宇野亜喜良という8名の作家の直筆原稿から希少な出版物、果ては金属製の本まで、種々の作品を見ることが出来ます。
学芸員の方のお話では、宇野亜喜良さんがかかわった高校生向けの新聞のようなものに、稲垣足穂や寺山修司が執筆していたそうです。当時の文化人たちは、「若い人たちの知的レベルを引き上げようとしていた」ということですが、現在、もしそんなことをしても、それに応えようとする学生はいるのでしょうか。当時はいたのでしょうね。
とにかく、この頃の作家たちは美術・音楽・演劇といったジャンルは関係なしに互いに啓発しあっていたからこそ、斬新で魅力的な作品を創作できたのでしょう。僕などは、そういう時代の残滓をちょっと掬うことができたくらいです。
ちなみに、カタログは完売しておりました。
さて、ときの忘れものコレクションから、横尾忠則作品と赤瀬川原平作品をご紹介します。
横尾忠則「タヒチの印象 I-A(耳付)」
1973年 スクリーンプリント・和紙(耳付)
85.0×60.5cm
Ed.100の内、T.P.(数部)
サインあり ※レゾネNo.36(講談社)
赤瀬川原平「ねじ式」
1969年 シルクスクリーン
51.7x75.5cm
Ed.100
サインあり
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
◆ときの忘れものでは、1月9日[金]―1月31日[土]まで「エルンスト・ハース写真展」を開催しています。
◆オリジナルプリントを挿入した「ときの忘れものアーカイヴスVol.1 五味彬Yellows」特装版を創刊しました。限定175部、挿入されたプリントは技法、サイズ、イメージなど全てが異なります。
価格7,350円(税込)です。
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とにかく、この頃の作家たちは美術・音楽・演劇といったジャンルは関係なしに互いに啓発しあっていたからこそ、斬新で魅力的な作品を創作できたのでしょう。僕などは、そういう時代の残滓をちょっと掬うことができたくらいです。
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1973年 スクリーンプリント・和紙(耳付)
85.0×60.5cm
Ed.100の内、T.P.(数部)
サインあり ※レゾネNo.36(講談社)
1969年 シルクスクリーン
51.7x75.5cm
Ed.100
サインあり
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