蔡國強は、いま最も注目されている中国人現代美術家です。2001年上海で開催されたAPECのクロージングで、ベートーベンの第九に合わせて立ち並ぶビルの屋上から花火を上げて人々の度肝を抜き、2008年の北京オリンピック開会式では、巨人の足跡を花火で作ったとか作らなかったとか話題にも事欠きませんが、昨年広島市からヒロシマ賞を授与され、黒い煙の花火を上げて平和を訴えるというパフォーマンスを行いました。破壊と祝祭という相反するものを演出する「火薬」を使って様々な作品を見せてくれます。
出品作は、2001年の個展の際にエディション100として作られたマルチプルで、過去10年間のプロジェクトを記録した写真を細かく刻んだものが入っています。過去を覗く万華鏡です。


蔡國強「万華鏡#2」
2001年 マルチプル Ed.100
24x径5.5cm サインあり
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◆蔡國強(ツァイ・グオチャン、Cai Guo-Qiang)1957年中華人民共和国福建省生まれ。上海演劇大学美術学部で舞台美術を学び、1985年卒業、1986年に来日し、1989年から1991年まで研究生として筑波大学に学ぶ。1995年からニューヨークに居住。始めは、中国四大発明の一つと言われる火薬を使ってドローイングなどを制作、その後、大規模な爆発インスタレーションによって注目を集めるようになる。「万里の長城を一万メートル延長するプロジェクト」(1993年、嘉峪関)など、火薬を用いたダイナミックなインスタレーションを世界各地で展開する。火薬以外にも、漢方や風水、龍などの中国の伝統文化を作品に取り入れている。1999年のベネチア・ビエンナーレで国際金獅子賞受賞、2001年にアメリカ・アルパート芸術賞、2008年にはヒロシマ賞を受賞するなど国際的に高い評価を得ている。2001年には上海で開催されたAPECで花火のイベントをプロデュースし、いろいろな意味で話題となった2008年の北京オリンピックのビジュアル・ディレクターを務めるなど、中国を代表する現代美術作家として活躍している。
出品作は、2001年の個展の際にエディション100として作られたマルチプルで、過去10年間のプロジェクトを記録した写真を細かく刻んだものが入っています。過去を覗く万華鏡です。
蔡國強「万華鏡#2」
2001年 マルチプル Ed.100
24x径5.5cm サインあり
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◆蔡國強(ツァイ・グオチャン、Cai Guo-Qiang)1957年中華人民共和国福建省生まれ。上海演劇大学美術学部で舞台美術を学び、1985年卒業、1986年に来日し、1989年から1991年まで研究生として筑波大学に学ぶ。1995年からニューヨークに居住。始めは、中国四大発明の一つと言われる火薬を使ってドローイングなどを制作、その後、大規模な爆発インスタレーションによって注目を集めるようになる。「万里の長城を一万メートル延長するプロジェクト」(1993年、嘉峪関)など、火薬を用いたダイナミックなインスタレーションを世界各地で展開する。火薬以外にも、漢方や風水、龍などの中国の伝統文化を作品に取り入れている。1999年のベネチア・ビエンナーレで国際金獅子賞受賞、2001年にアメリカ・アルパート芸術賞、2008年にはヒロシマ賞を受賞するなど国際的に高い評価を得ている。2001年には上海で開催されたAPECで花火のイベントをプロデュースし、いろいろな意味で話題となった2008年の北京オリンピックのビジュアル・ディレクターを務めるなど、中国を代表する現代美術作家として活躍している。
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