--------------------
<<ギャラリーときの忘れものだより>>
--------------------
画廊では「第19回瑛九展~時を超えて」を開催中です。今回の展示の目玉のひとつが長谷川三郎です。長谷川は、昭和初期の日本の抽象絵画を作品と理論の双方においてリードしました。戦後、明治時代と同様の欧米化する美術界を憂慮するなか、イサム・ノグチとの出会いがその回答を長谷川に与えました。その後、油絵を捨てて、墨を使った作品に一気に変わります。書による抽象画は、アブストラクトカリグラフィーと呼ばれるようになりますが、今回の出品作品は、ちょうどその時代のもので、奔放でいて自信に満ちた線で描かれています。どうぞお出かけください。
作品は、すべて販売しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
--------------------
<<今週の話題~オークション雑感>>
--------------------
先日、あるオークションに出かけました。最近はテレビモニターを使うこともあるようですが、通常、競りにかける作品を出してきてビッダーに見せてオークションが行われます。その時の作品を提示する担当の人が、とても美術作品を扱いなれた風には見えない若者二名で、額装された作品はともかく、シート作品の扱いを見ていると、こちらの心臓が止まりそうになる場面がたびたび。我々は、シートは必ず両手で軽くふわっと捧げるように持つのが基本ですが、彼らはシートの横を無造作に片手で持って立てて見せるのです。もう気が気ではありませんでしたし、実際折れのついてしまったのもあったように見えました。競り落としたと思ったら折れがあったなんて、オークションの信頼にもかかわります。次回は、きちんとした人を使って欲しい。でないと、それを見せられるこちらの寿命が縮んでしまいます。
---------------------
<<今週のオークションから>>
---------------------
「Ay-o靉嘔×元永定正」特集も今回で最終出品ですのでお見逃しなく
========================
◆ペシャワール会支援チャリティー・オークション!
http://search.auctions.yahoo.co.jp/search/auc?p=%CB%BA%A1%FA%A1%A1%A5%DA%A5%B7
========================
ペシャワール会支援のためのチャリティー・オークションも3年目を迎えました。今年も引き続き行いますので、趣旨をご理解いただき、コレクションをしつつ、支援活動ができるというチャリティー・オークションにご協力くださいますようお願い申し上げます。ぺシャワール会は、1983年9月、中村哲医師のパキスタン北西辺境州ならびにアフガニスタンでの医療活動を支援する目的で結成されました。2000年夏からは戦乱についで今世紀最悪の干ばつに見舞われたアフガニスタンの村々で約1,000カ所以上の水源(井戸、カレーズ)確保作業を継続しています。その活動の支援として、2006年1月から毎週、コレクション作品を継続してヤフーオークションに提供します。落札者の方には、落札金額の全額を「ぺシャワール会」の郵便振替口座に振り込んでいただきます。目標は、1,000万円です!どうぞご協力よろしくお願いいたします。
★先週ご協力いただいた金額 1,000円 

★目標まであと 9,670,282円 ご協力よろしくお願いいたします!