コマーシャルフォトの世界で40年間活躍を続ける写真家の繰上和美が初めて映画を撮りました。「ゼラチンシルバーLOVE」という映画です。
永瀬正敏扮する男は、廃屋となったビルから、宮沢りえ扮する女をビデオで取り続けるという仕事を依頼され、来る日も来る日も監視を続けます。そのうちに男は女の正体を知りたくなり、徐々に近づこうと試みるようになります。男はかつてカメラマンで、今でもライカを持ち歩き、写真を撮っています。そして、女を尾行するうちに女が何者かが分かってきます。そこで男が取った行動は...


ほとんどが男が女を監視するシーンなので、セリフが極端に少なく、その分、水の滴る音などの何気ない音が強調されて、ひじょうにスタイリッシュな映画になっています。そのため好みが分かれるかもしれません。ただ、写真好きの方なら、男の持ち歩くライカ(繰上氏所有のもの)や、現像の様子などに興味が向くと思います。私のような宮沢りえファンは、登場するたびヘアウィッグを変えてみせる彼女の姿を見ているだけでも楽しめるでしょう。(三浦次郎)
こちらは、繰上和美と同年代で、やはりコマーシャルフォトカメラマンとしてイタリアン・ヴォーグなどでも活躍した横須賀功光の作品です。
横須賀功光「作品」
1988年 ゼラチンシルバープリント
36.5×46.5cm サインあり
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永瀬正敏扮する男は、廃屋となったビルから、宮沢りえ扮する女をビデオで取り続けるという仕事を依頼され、来る日も来る日も監視を続けます。そのうちに男は女の正体を知りたくなり、徐々に近づこうと試みるようになります。男はかつてカメラマンで、今でもライカを持ち歩き、写真を撮っています。そして、女を尾行するうちに女が何者かが分かってきます。そこで男が取った行動は...


ほとんどが男が女を監視するシーンなので、セリフが極端に少なく、その分、水の滴る音などの何気ない音が強調されて、ひじょうにスタイリッシュな映画になっています。そのため好みが分かれるかもしれません。ただ、写真好きの方なら、男の持ち歩くライカ(繰上氏所有のもの)や、現像の様子などに興味が向くと思います。私のような宮沢りえファンは、登場するたびヘアウィッグを変えてみせる彼女の姿を見ているだけでも楽しめるでしょう。(三浦次郎)
こちらは、繰上和美と同年代で、やはりコマーシャルフォトカメラマンとしてイタリアン・ヴォーグなどでも活躍した横須賀功光の作品です。
横須賀功光「作品」1988年 ゼラチンシルバープリント
36.5×46.5cm サインあり
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