ただいま開催中の「マン・レイ展」より、出品作品をご紹介します。
今回は、「贈り物」です。
この作品は、1921年にマン・レイがパリで初めて開く個展の前日、その日初めて会ったエリック・サティとともに金物屋に入ってアイロンと鋲と膠を買い、アイロンに鋲を膠で貼り付けたこの「贈り物」を制作しました。服の皺を伸ばすべきアイロンに鋲を貼り付け、それに「贈り物」というタイトルを付けるなど、ひじょうに人を食ったようなダダ的な発想といえます。翌日個展にその作品を展示しますが、一日でなくなってしまいました。マン・レイは自伝で、誰が持って行ったのか見当がついていると書いています。そして、このあと「贈り物」は何度も再制作されますが、それがまたマン・レイらしいところです。今回の出品作は、1974年にイタリアでマルチプルとしてエディションされたもので、その数5,000個!です。作品の証明カードが付帯していて、そこにマン・レイのサインとエディションが書かれています。
どうぞ、この「贈り物」をご自宅で眺めてその謎に思いを馳せてみてください。
「贈り物」
1921年/1974年 マルチプル
サイズ:H16.5×10.0×8.2cm
Ed.5000 作品証明カードにサインあり
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今回は、「贈り物」です。
この作品は、1921年にマン・レイがパリで初めて開く個展の前日、その日初めて会ったエリック・サティとともに金物屋に入ってアイロンと鋲と膠を買い、アイロンに鋲を膠で貼り付けたこの「贈り物」を制作しました。服の皺を伸ばすべきアイロンに鋲を貼り付け、それに「贈り物」というタイトルを付けるなど、ひじょうに人を食ったようなダダ的な発想といえます。翌日個展にその作品を展示しますが、一日でなくなってしまいました。マン・レイは自伝で、誰が持って行ったのか見当がついていると書いています。そして、このあと「贈り物」は何度も再制作されますが、それがまたマン・レイらしいところです。今回の出品作は、1974年にイタリアでマルチプルとしてエディションされたもので、その数5,000個!です。作品の証明カードが付帯していて、そこにマン・レイのサインとエディションが書かれています。
どうぞ、この「贈り物」をご自宅で眺めてその謎に思いを馳せてみてください。
「贈り物」1921年/1974年 マルチプル
サイズ:H16.5×10.0×8.2cm
Ed.5000 作品証明カードにサインあり
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