“ときの忘れもの”今週のオークション 2009.04.24
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<<ギャラリーときの忘れものだより>>
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「マン・レイ展」は、明日25日が最終日です。30年位前まで日本の美術界ではマン・レイは写真家ではなく、シュール系の画家・版画家という認識でした。それが写真がアートとしての地位を築いてくると同時に写真家として扱われるようになってきたようです。今ではもっとも人気の高い写真家であり、逆に絵も描いていたの?と言われるくらいです。画廊では、写真のほかに版画作品、オブジェ作品を展示しているほか、小さな画面ですが、映像作品もご覧になれます。明日も19時までです。お待ちしております。
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<<今週の話題~CIGE >>
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先週休暇を取って北京で開催されたCIGE(Contemporary International Gallery Exposition)というアートフェアを見てきました。中国を中心にアジア、ヨーロッパの84の画廊が出店したフェアで、日本からも7つの画廊が出ていました。会場は二つに分かれていて、1階がギャラリーのブース、2階は個展形式のブースになっています。抽象系の作品はほとんど皆無で、具象画ばかりです。その中で細密系もあればアニメ系もあるという具合でしたが、作品は概して大きく、日本家屋には向かない大きさです。会期の二日目に行ったときは、時間も早かったせいか人もまばらで、少し寂しいくらい。最終日にも会場を回ってみましたが、売約を示す赤丸がついている作品はそう多くなく、どこも苦戦のようでした。日本から出店した画廊でも、完売した画廊と成果の上がらなかった画廊に分かれたようで、何が分かれ道になったのか分析の必要があります。売れる作品=良い作品と言うわけではありませんが、地元画廊との連携も非常に重要であることを今回ひしひしと感じてきました。
来週にはART BEIJING2009、PHOTO BEIJING2009、5月にはYOUNG ART Taipei2009、ART HK2009とアジアはアートフェア流行りのようです。
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<<今週のオークションから>>
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◎北川民次とメキシコ特集/メキシコに渡り児童美術教育に貢献した北川民次と民次の弟子であり現在もメキシコ在住の竹田鎮三郎や、親交のあったメキシコ作家の作品を特集いたします。
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◆ペシャワール会支援チャリティー・オークション!
http://search.auctions.yahoo.co.jp/search/auc?p=%CB%BA%A1%FA%A1%A1%A5%DA%A5%B7
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ペシャワール会支援のためのチャリティー・オークションも3年目を迎えました。今年も引き続き行いますので、趣旨をご理解いただき、コレクションをしつつ、支援活動ができるというチャリティー・オークションにご協力くださいますようお願い申し上げます。ぺシャワール会は、1983年9月、中村哲医師のパキスタン北西辺境州ならびにアフガニスタンでの医療活動を支援する目的で結成されました。2000年夏からは戦乱についで今世紀最悪の干ばつに見舞われたアフガニスタンの村々で約1,000カ所以上の水源(井戸、カレーズ)確保作業を継続しています。その活動の支援として、2006年1月から毎週、コレクション作品を継続してヤフーオークションに提供します。落札者の方には、落札金額の全額を「ぺシャワール会」の郵便振替口座に振り込んでいただきます。目標は、1,000万円です!どうぞご協力よろしくお願いいたします。
★先週ご協力いただいた金額 4,999円 

★目標まであと 9,658,674円 ご協力よろしくお願いいたします!