細江英公先生の近況および今後のことについて。
現在、東京国立近代美術館の所蔵品展の3F写真コーナーで連作「薔薇刑」のうち11点が展示されています。以下、展覧会HPより。
「小説家三島由紀夫の肉体と、その特異な美意識をモティーフに、生と死、性愛など、人間存在をめぐる根源的なテーマに迫ろうとした連作「薔薇刑」(1961-1962)。細江の評価を確立することにもなった初期の代表作より、11点を展示します。」

5月30日(土)からは、有楽町の日本外国特派員協会(通称:外国人記者クラブ)ラウンジの壁面を使った展覧会が行われます。ここは一般の人は入れないので、ご覧いただけませんが、「薔薇刑」と「抱擁」のシリーズを展示します。6月26日まで。

以前、お伝えしましたように、「鎌鼬」のニューエディションを製作中で、間もなくイタリアで印刷が始まります。その印刷状況をご覧になるのと、11月にイタリアで開催する展覧会の会場の下見を兼ねて、7月にイタリアにいらっしゃいます。その後は、8月末からフォトテーカ・デ・クーバの招きで、キューバで撮影をなさいます。それを日本では12月に展覧会で発表する予定です。
ときの忘れものでも、今秋、ニューエディション「鎌鼬」の発行に合わせて、細江先生の「鎌鼬」展を開催する予定でおりますが、青幻社から日本版がいつ出るかはっきりしていないため、まだ会期は未定です。どうぞ楽しみにお待ちください。

浮世絵うつし細江英公「春本・浮世絵うつし #1-16
2002年 タイプCプリント
40.6×50.8cm
Ed. 30 サインあり

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