つい今しがた、サイレンを鳴らしながら消防車が近づいて来たと思ったら、うちのマンションの前で止まりました。何事かとベランダから下を見ると、住人と消防士が話をしていましたが差し迫ったようではないので、少し安心しました。しかし、続いて警官が来たので、何なのか確かめようと下に降りて行くと、警官と消防士は上階に上がっていきました。1階にレストランがあるので、そこかと思っていたら違ったようです。消防士に尋ねたところ、火事ではないとしか教えてくれませんでした。プライベートなことかも知れませんが、家の前に消防車が止まって、気にならない人はいないのですから、もう少し何が起きているのか教えてほしいものです。
それにしても、マンションに住んでいると、火事には本当に気をつけなければなりません。自分が火事を出さないようにするのはもちろん、下の階が火事になれば、延焼のおそれがありますし、上階が火事だと、消火のための水の心配があります。油彩はまだ良いですが、写真や版画は水をかぶると回復できないダメージを受けかねません。やはり、コレクション作品のことを考えれば、貸し倉庫を借りて、そちらに預けた方が良いのかもしれません。あとは先立つものがあるかどうかです。

今日ご紹介するのは、「nude of J」のために撮影された作品です。
モデルになっている女性は、当時、結構ファッション雑誌などに出ていたファッションモデルの方だそうです。この後、外国に留学することになっていたので、ヌードの撮影に応じたそうですが、五味先生の撮った写真を見て、共作者のトニ・メネグッツォも自分もこの女性を撮りたいと言い出して、実際に撮影した作品が「nude of J」で見ることが出来ます。
五味彬「nude of J 02」
1991　Polaroid Color
24.0x19.0 cm
サインあり

ポラロイドの色調がひじょうに淡いため、実際より薄く表示されております。ぜひ、画廊で実作品をご覧下さい。なお、これは意図的にこの色調で制作されたものです。
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◆ときの忘れものは夏休み無しで、8月4日[火]―8月22日[土]「五味彬写真展」を開催しています。
今回は、ヘアヌード解禁前夜の1989～1991年に撮影された「Yellows」のプロトタイプと言える作品のヴィンテージプリントを中心に約30点を展示します。
1991年イタリアの写真家トニ・メネグッツォと共作した写真集『nude of J』のために撮影されたカラーのポラロイド作品、同年『月刊PLAYBOY』6月号に掲載されたポスターカラーで修正が施されたカラープリント、仙葉由季の写真集『SEnBa』のために撮影されたポラロイドなどのヴィンテージのほか、『BRUTUS』に掲載された「ジャパニーズ・ビューティ」および『nude of J』より村上麗奈、小森愛のニュープリントなどをご覧いただきます。