明日からいよいよ「ジョナス・メカス新作写真展」が始まります。
会期=2009年9月1日[火]―9月19日[土] 12:00-19:00 *日・月・祝日休廊
後援:駐日リトアニア共和国大使館

メカスさんは、2006年にはリトアニア代表としてヴェネチア・ビエンナーレに出品し、87歳になる今年も、来年ロンドンのSerpentine Galleryで開催される展覧会を最も重要なものと考えて精力的な制作活動を続けています。
メカスさんが発表している写真作品は自ら<フローズン・フィルム・フレームズ-静止した映画>と名づけている通り、自身が撮影した16mmフィルムより、数コマ程度の部分を抜き出し、写真として焼きつけるシリーズです。常に持ち歩いているカメラが捕らえた日記的な記録映像を集成し、メカス独自の「日記映画」が実現された後に、そのフィルムからいくつかのコマを選択し、焼き付ける方法で制作されています。
今回展示される新作写真は45点、「ジョン・レノンとオノ・ヨーコ」「詩人・吉増剛造」「リトアニアへの旅の追憶より、母」など、メカス映画の主要な登場人物から、何気ない道ばたの花、日本の子供たちまで、メカス作品の集大成とも呼べる作品群で、一瞬のきらめきが見事に印画紙の上に定着され、静かに私たちに語りかけます。
新作は、前回のものよりはひとまわり大きいサイズです(シート:35.4×27.5cm)。
発表価格は、@157,500円(シート、税込)です。
実は、まだメカスさんから各作品のタイトルが届いていないので、便宜的に通し番号を付けていますが、届き次第(届くと思うのですが)追記する予定です。

最初にご紹介するのは、メカスさんがフルクサスの盟友であるジョージ・マチューナス、ジョン・レノン、オノ・ヨーコの三人との会話や往復書簡などをまとめた『メカスの友人日記』の表紙に使われている作品です。1985年の映像作品「時を数えて砂漠に立つ」からのイメージで、上記の三人を捉えたショットです。
0909-12ジョージ・マチューナス、ジョン・レノン、ヨーコ・オノ、ハドソン川を上るフラクサスの船旅、1971年7月(時を数えて...)
CIBA print
35.4×27.5cm
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なお、今回は、初日にオープニングは特に行いませんが、夕方、メカスさんのご子息セバスチャン・メカスさんがいらっしゃる予定です。

◆ときの忘れものは、9月1日(火)~19日(土)まで、「ジョナス・メカス新作写真展」を開催します。つい先日、ニューヨークから新作45点が到着しました。
詳しくはホームページをご覧下さい。

●9月5日(土)17時からのギャラリートーク(詩人・吉増剛造)は既に定員に達しましたが、同日18時半から、吉増剛造さん、セバスチャン・メカスさん(メカスさんの息子さん)らを囲んでのパーティにはどなたでも参加できます。
●9月18日(金)19時からの上映会はまだ若干席があります。
※要予約(参加費1,000円/1ドリンク付/参加ご希望の方は、メールまたは電話でお申し込み下さい) 電話:03-3470-2631 メール:info@tokinowasuremono.com