細江英公展DM師走の風が身にしみる日々ですが、皆様にはいかがお過ごしでしょうか。厳しい経済情勢の中、初めての海外アートフェアへの出展はおかげさまで何とか所期の成果を上げることができ、新たな展望を得ることができました。
2009年の締めくくりとして細江英公写真展を開催いたします。

細江英公写真展 新版・鎌鼬
会期 前期=2009年12月15日[火]―12月26日[土] 
   後期=2010年1月6日[水]― 1月16日[土] 12:00-19:00 *日・月・祝日休廊
このたび未発表作品を加えた細江英公写真集『鎌鼬 新装普及版』が出版されました。
舞踏家・土方巽とのコラボレーションである「鎌鼬」連作は、1965年に土方の故郷である秋田で撮影、1969年に写真集として刊行されました。翌年芸術選奨文部大臣賞を受賞するなど、すでに代表作として高い評価を得ていますが、今回、未発表作品10点を加え、ドナルド・キーン氏の書き下ろしエッセイ「細江英公の写真」と高橋睦郎氏の「鎌鼬讃」を加えることで「鎌鼬」に新たな息が吹き込まれました。また、この『鎌鼬 新装普及版』の装丁は、田中一光氏の最後の仕事になってしまいました。
出版に合わせ、ときの忘れものでは鎌鼬の未発表作品8点を含んだ全42点を、前期(12月15日~26日)、後期(1月6日~16日)にわけて展示します。写真集とはまた別のプリントの持つ魅力を感じていただきます。
12月19日(土)18時から、サイン会と懇親パーティを開催します。どなたでもご参加いただけますが、17時~18時の間はギャラリートーク(予約制、満席になりました)のためご入場できませんので、18時以降にご来場ください。

005鎌鼬 作品17
1965年(printed later)
ゼラチンシルバープリント
20.4x30.4cm
サインあり

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