上田さん年末で慌しい毎日、でも忙中閑あり、こういうときに仕事をほったらかして入る温泉は格別であります。
というわけで、急に思い立って盛岡に行ってきました。
このブログでもたびたび紹介した師匠、MORIOKA第一画廊の上田さんを訪ねて先ずはご挨拶。

第一画廊1年末の常設展でしたが、相笠昌義、靉嘔、三岸節子、佐野ぬい、舟越保武、松本竣介らが並ぶ壁面は壮観です。

第一画廊2宇津宮功、小野隆生、舟越桂などなど上田さんが支持してきた作家たちの作品群。

岩手銀行直利庵
第一画廊から直ぐの橋を渡ると辰野金吾設計の岩手銀行があります。
てくてく歩いて、日本一のお蕎麦やさん「直利庵」で先ずは一献。
女将さんの松井裕子さんは学芸員資格をもつ大コレクター。店内にはウォーホル、瑛九、柳原義達などコレクションが。

そこからまたバーへ、はしごしたのですが、酔っ払ったのでカット!
三春
タクシーで20分、雪に埋もれたつなぎ温泉ホテル三春に久しぶりに泊まりました。
ご覧の通り、全館に元永定正、オノサト・トシノブ、靉嘔、百瀬寿などの素晴らしい作品が飾られています。すべて上田さんのン十年前の仕事です(私もちょっぴりお手伝いしました)。
懐かしい作品群に社長はご機嫌でした。
因みに私たちの部屋には深沢紅子先生のリトグラフが床の間に。
翌日は、バスで雪原を走り、再び盛岡市内に戻り、岩手県立美術館に向いました。
トスカーナの風に抱かれて 千葉勝展」を見るためです。
この美術館は一階が企画展示室、二階が常設展示室になっていますが、萬鉄五郎、松本竣介、舟越保武の作品群はいつも見られるのはいいですね。
常設で人を呼べる数少ない美術館のひとつでしょう。
岩手県美常設展の一角に、嫁に出した小野隆生作品が・・・・
どうも酒が過ぎてカメラの焦点もぼけています。

というわけで、一泊二日の短い旅でしたが、凛とした寒さに身を振るわせつつ楽しんでまいりました。
以上、ご報告まで。