永井桃子です。
昨年は７月にはグループ展、11月にはTCAF（東京コンテンポラリーアートフェア）に参加させて頂きました。
まず７月の４Windｓ2009展ですが、壁面での形を考え比較的小品油彩９点の展示を致しました。人が庭に立って、植物や空を見るような感覚をイメージして空間を作りました。（展示風景はコチラ）
若い作家のグループ展ということでしたが、実際の年齢差はずいぶんあり、学生さんもおられましたので、自分の学生の頃を思い出したりして、交流を楽しみながらの展示となりました。

また、TCAFではたいへん賑やかな場所での展示で、日本のアートフェアは見に行くことはあるのですが、展示の側から見たのは初めてでしたので、画廊での展示とは人の流れや絵の見方が全く異なっている事に驚きました。作品の量が多いのでお客様が絵を駆け足で鑑賞されているような印象もありました。
展示作業では、他のギャラリー関係者の方も熱心に展示を工夫されているのが分かり、作品制作とは違う場所でこれだけ多くの方々が絵に関わって努力されているだなと感じました。こういった空間では作品が作家の手にある状態とは全く異なる物に感じられ、一点一点手で作られたことを忘れてしまいそうになりました。

2009年のその他の活動に、ホームページの作成があります。自分の作品をweb上で公開することには多少の抵抗があったのですが、今回簡単なホームページを作成しました。今まで作品ファイルをご覧頂いていた方々にごく一部ですがWeb上で旧作などもご覧頂けるようになりました（といっても多くの作品はこの「ときの忘れもの」のホームページでより高い解像度でご覧頂けます）。
ページを作るにあたって、過去の作品を分類し、テーマ別に分ける作業を行いました。年代別で分ける方法もありますが、今回はテーマの方をより重要視しました。また、掲載できない作品もあります。日常のスケッチや、試作、単発で描かれた油絵などで（自分の中では重要なものですが）作品以前の状態であるスケッチ（ドローイングとは別)なども出していません。

2010年も様々な試みをしながら作品を作っていこうと思っていますので、よろしくお願い致します。（ながい　ももこ）


永井桃子
《光途-微かに風2》
2009　　油彩・キャンバス
41.0x53.0cm（P10号）
サインあり
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