3月27日(土)17時より、作家の井桁裕子さんと美術評論家の宮田徹也さんをお迎えしてギャラリートークを行いました。
ユーモアを交えたお二人の対談に会場は和やかな雰囲気でトークは進みました。始めに宮田さんから、井桁さんの作品は、いわゆる美術の分類に当てはめられるのを拒否するもので、そこに魅力があるというお話しがあり、井桁さんがミクロマンをいじって楽しんだ少女時代から、人体に強い興味を持ち、自分で人形を作り始めたこと。そして、人とのコミュニケーションを含んだ表現を模索し、目の前にいる一人を大切にしたいという思いから、モデルを使った肖像人形を作るようになったことなどお話いただきました。

宮田徹也 (みやた てつや)
美術史学会会員。横浜国立大学大学院で岡倉覚三と日本美術史形成について研究、その成果を明治美術学会で発表(於東京藝術大学、『近代画説』14/2006年に論文あり)。修了後は現代美術、ダンス、音楽と範囲を拡張し、研究書や雑誌、web等で評論を発表している。主な論文に「山口長男《軌》のマチエールについて」(「横浜美術館研究紀要」第9号/2008年4月)。

GT01GT06

18時からのレセプションには、身動きできないほどたくさんの方がいらしてくださり、井桁ファンの多さをあらためて認識いたしました。そのため、いらした方には充分なおもてなしが出来ず申し訳ありませんでした。
GT02GT03

GT04GT05ピンボケですみません!

トークショーには、今回展示している作品のモデルになった方がいらしてくださり、作品と一緒に写真を撮らせていただきました。

keidollryokodoll01
oni01makikodoll


こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから

井桁裕子作品展DM
◆ときの忘れものは、2010年3月23日[火]―4月3日[土]まで「井桁裕子作品展 私小説―肖像の人形」を開催しています。*会期中無休です。本日も開廊しています。

◆今月のWEB展は、3月16日~4月15日まで「ジョナス・メカス展」を開催しています。
◆ときの忘れものはtwitter始めました。