4月1日、アートフェア東京のオープニングに出かけました。会場に19時に着くと、すでに多くの観客で各ブースはにぎわっていました。海外のアートフェアを体験した後だと、ブースや通路の狭さがどうしても目に付きます。それはブース内の導線の悪さや、混雑した通路を歩かなければならないといったことにつながります。
このフェアの特徴は、良いか悪いかは別にして、コンテンポラリーもあれば骨董もあるというところで、国芳や春信から奈良美智まで見ることができます。お互いのコレクターに有効な交流があると良いのですが、実際はどうなのでしょうか。人気のあるのは、やはり名前の売れたギャラリーのブースや若手作家のブースで、すでに売約の作品も散見され、商談も行われていました。今回ときの忘れものは出展していませんが、マーケットが活気付いてくれることは喜ばしいことです。
写真作品でも若い作家ばかりではなく、植田正治やマン・レイのヴィンテージ・プリントも出品されていてバランスが取れています。これでそういった作品を買う方が来てくれるかどうかが、アートフェアの「格」となるのでしょう。海外から有力なギャラリーが来ていないのは、日本のマーケットが期待されていないということの現れと言えます。また、海外のギャラリーのブースにあまり客がいなかったように見受けましたが、このあたりも作品より名前を重視するという日本の傾向が出ていたように思います。
今回出展しなかったMさんがTwitterで「アートフエア東京のブース代は世界一高い。2ブースを借りると126万円。2年間、続けて、現代アートの魅力を知って欲しいと、思いきった展示をしましたが、今年は参加を止めました。」とつぶやいていましたが、海外からの出展画廊が少ないのもその敷居の高さにあるのかも知れません。面積あたりに換算したブース代は私たちが出展したチューリッヒやテグの3~7倍の価格です。
ともあれ日本で最大のアートフェアですから、よりグローバルなフェアになってくれることを期待します。


植田正治 Shoji UEDA
「砂丘人物」
1950年頃(Printed later)
ゼラチンシルバープリント
26.7x23.7cm
サインあり
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
このフェアの特徴は、良いか悪いかは別にして、コンテンポラリーもあれば骨董もあるというところで、国芳や春信から奈良美智まで見ることができます。お互いのコレクターに有効な交流があると良いのですが、実際はどうなのでしょうか。人気のあるのは、やはり名前の売れたギャラリーのブースや若手作家のブースで、すでに売約の作品も散見され、商談も行われていました。今回ときの忘れものは出展していませんが、マーケットが活気付いてくれることは喜ばしいことです。
写真作品でも若い作家ばかりではなく、植田正治やマン・レイのヴィンテージ・プリントも出品されていてバランスが取れています。これでそういった作品を買う方が来てくれるかどうかが、アートフェアの「格」となるのでしょう。海外から有力なギャラリーが来ていないのは、日本のマーケットが期待されていないということの現れと言えます。また、海外のギャラリーのブースにあまり客がいなかったように見受けましたが、このあたりも作品より名前を重視するという日本の傾向が出ていたように思います。
今回出展しなかったMさんがTwitterで「アートフエア東京のブース代は世界一高い。2ブースを借りると126万円。2年間、続けて、現代アートの魅力を知って欲しいと、思いきった展示をしましたが、今年は参加を止めました。」とつぶやいていましたが、海外からの出展画廊が少ないのもその敷居の高さにあるのかも知れません。面積あたりに換算したブース代は私たちが出展したチューリッヒやテグの3~7倍の価格です。
ともあれ日本で最大のアートフェアですから、よりグローバルなフェアになってくれることを期待します。
植田正治 Shoji UEDA「砂丘人物」
1950年頃(Printed later)
ゼラチンシルバープリント
26.7x23.7cm
サインあり
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