「The NUDE」写真展は、おかげさまで好評のうちに終了しました。出品された作品を引き続きご紹介いたします。作品は、画廊でご覧いただけます。
今回ご紹介するのは、中島秀雄「River Nude」です。
中島秀雄は、アンセル・アダムスの考案したゾーン・システムの研究者・実践者として日本を代表する写真家です。ゾーン・システムは、経験と勘に頼ることなく、客観的な指標をもって、より安定した銀塩プリントを作成するために考案されたものです。
被写体は、自然であったり、静物であったりしますが、中島は、銀塩にこだわり、常に最良のプリントを作ることを目指しています。写真家の中には、「写真集が作品で、プリントは副産物である」という方もいますが、中島の作品は、「プリント」です。「リバー・ヌード」のシリーズは、肌、岩、水それぞれの質感、明暗の対比がきわめて明瞭に表現されています。

中島秀雄
1947年神奈川県生まれ。1968年東京写真大学(現・東京工芸大学)卒業。写真家細江英公の助手を経て1977年独立しフリーとなる。1986年アメリカ・バーモント州 "ゾーンⅥワークショップ" に参加。1995年"ゾーンシステム研究会" を設立・代表。
HideoNakajima004
中島秀雄
"River Nude"
1997年(2006年プリント)
ゼラチンシルバープリント
25.0x24.7cm サインあり


HideoNakajima005
中島秀雄
"River Nude"
1997年(2006年プリント)
ゼラチンシルバープリント
25.0x24.7cm サインあり

こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから