アンドレ・ケルテスアンドレ・ケルテス　Andre KERTESZ
"Carrefour, 1930, Blois"「ブロワの交差点、1930年」
1930年撮影（1973年プリント）
ゼラチンシルバープリント
19.3×24.5cm
Ed.50
サインあり
額付き

ハンガリー生まれのアンドレ・ケルテスは、1925年、21歳のときにパリへ移り住んだ。時あたかもシュルレアリスムや、キュビスムが大きな潮流としてあり、また、後にエコール・ド・パリと呼ばれることになったフランス国外からの芸術家たちが活躍していた時代でした。そのような中にあって、ケルテスはどのグループにも属することなく、自分のスタイルで写真を撮り続けました。この「ブロワの交差点」は、俯瞰で捉えた街角のある瞬間ですが、馬車と自転車とバイクが交差する様子をことさら奇をてらうことなく、当時のパリの活気を伝えてくれます。ブラッサイやブレッソンにも影響を与えたと言われるケルテスのパリ時代の代表作です。


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