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<<ギャラリーときの忘れものだより>>
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ときの忘れものでは、8月21日[土]まで無休で、「ジョック・スタージス新作写真展」を開催しております。2008年と2009年にフランスのモンタリヴェやラ・ジェニーなどで撮影されたカラー作品20点を展示しております。展示作品以外にも新作、旧作がございますので、スタッフにお気軽に声をお掛けください。ホームページのブログでは、11日から写真研究者の小林美香さんによるスタージスについてのエッセイを3回に亘って連載いたします。また会期中、写真集「Notes」「Misty Dawn:Portrait of a Muse」「The Last Day of Summer」(ジョック・スタージスのサイン入りポスト>カード付き)も販売しております。8月27日からは、「銀塩写真の魅力II-Noir et Blanc」を開催いたします。マン・レイやアンドレ・ケルテス、篠山紀信、荒木経惟、植田正治らによるゼラチン・シルバー・プリント作品を展示する予定です。会期中の9月3日(金)19時より、写真コレクターの原茂さんをホストに、元「イル・テンポ」スタッフ・大河原良子さんをゲストにお招きして「第一回写真を買おう!! ときの忘れものフォトビューイング」を開催します(要予約、参加費1000円)。こちらもどうぞお楽しみに。
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<<今週の話題~ シャガール展 >>
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いま東京・上野の東京藝術大学大学美術館で「シャガール展」が開催中です。ただ、「ロシア・アヴァンギャルドとの出会い」と副題にあるように、シャガールだけの作品展ではありません。シャガールの作品は70点、その他の同時代のロシア前衛画家、ゴンチャローワ、ラリオーノフ、カンディンスキーらの作品が40点出品されています。シャガールが70点と言っても、そのうち50点が「魔笛」の舞台美術や衣装のデザイン画などなので、油彩は20点に満たない数です。ですから、シャガール展と思って見に行くと期待はずれになる可能性があります。しかし、それを知っていて行けば、結構楽しめると思います。ポンピドゥーセンターのシャガールコレクションは良いものが揃っていますし、「魔笛」の衣装デザインなどもシャガールらしさが出ていてひとつひとつ見て行くと、シャガールが楽しんで作った様子が感じられます。ゴンチャローワらの作品も当時のロシアの芸術の動向を知る上で興味深いものとなるでしょう。10月11日までです。
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<<今週のオークションから>>
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◎喜多川歌麿・二代豊国 木版2点入[錦絵 第二十一号]大正7年
◎ロセッティ画集 Rossetti[MASTERPIECES IN COLOUR]
◎田中邦三版画集「聖書物語」 小林ドンゲ 池田満寿夫
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◆ペシャワール会支援チャリティー・オークション!
http://search.auctions.yahoo.co.jp/search/auc?p=%CB%BA%A1%FA%A1%A1%A5%DA%A5%B7
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ペシャワール会支援のためのチャリティー・オークションも4年目を迎えました。今後も引き続き行いますので、趣旨をご理解いただき、コレクションをしつつ、支援活動ができるというチャリティー・オークションにご協力くださいますようお願い申し上げます。ぺシャワール会は、1983年9月、中村哲医師のパキスタン北西辺境州ならびにアフガニスタンでの医療活動を支援する目的で結成されました。2000年夏からは戦乱についで今世紀最悪の干ばつに見舞われたアフガニスタンの村々で約1,000カ所以上の水源(井戸、カレーズ)確保作業を継続しています。その活動の支援として、2006年1月から毎週、コレクション作品を継続してヤフーオークションに提供します。落札者の方には、落札金額の全額を「ぺシャワール会」の郵便替口座に振り込んでいただきます。目標は、1,000万円です!どうぞご協力よろしくお願いいたします。
★先週ご協力いただいた金額  1,000円 
★目標まであと 9,581,704円 ご協力よろしくお願いいたします!