特別なことはしませんでしたが、今年はときの忘れものを開廊してからちょうど15年でした。
その前の現代版画センターの時代を加えると、まあキャリアはそれなりに長いのですが、所謂業界事情には疎くて、組合とか交換会とかにも全く属していません。
同業の画商さんたちとのお付き合いもほとんどありません。(もっともそれは都内に限っての話で、地方には旧知の画廊さんがたくさんいます)
亭主はゴルフもカラオケもやらないので、夜の付き合いなんてのもありません。
ところが、最近アートフェアに出展するようになり、亭主は歳なので若いスタッフたちに行かせていますが、そこでは今までお付き合いの無かった同業の皆さんとも否応なく接することになります。
これがなかなか刺激的で面白いらしい。まっ、ウブな箱入り娘が初めて世間の風にあたり、今まで聞いたことも無い業界の裏話にわくわくドキドキするわけですね。
これが今後にプラスになってくれるといいのですが・・・
先日も韓国テグからわざわざ国際電話で、「同業の画商さんから草間彌生をメチャクチャ値切られています、どうしたらいいでしょうか」などと聞いてくる。
ときの忘れもので値切るお客さんなんてほとんどいないので、びっくりするわけですね(笑)。

話が脱線しそうなので、このへんで本題に入ります。
12月4日(土)、5日(日)に開催する<「The Gift あなたへ、わたしへ」に出品する全74作品の詳細データを記したリストができましたので、ご参照ください。

たくさんの方から価格の問合せをいただいておりますが、松本竣介、瑛九、白髪一雄、斎藤義重、小野隆生、舟越桂、加山又造、草間彌生など有名作家や人気作家に偏り勝ちです。

1万円から10万円以内で買える作品も多数出品していますので、ぜひご注目ください。価格はメールにて遠慮なくお問合せください。


◆恒例の特別セールを開催します。
The Gift ~あなたへ、わたしへ
2010年12月4日[土]・5日[日]の2日間 12:00-19:00
The Gift案内状600
ときの忘れものが自信をもってお薦めするコレクターズ・アイテムの逸品74点を二日間限りの特別価格(1万円から)にてお届けします。
出品作品はホームページに掲載しました。
ご自分のコレクションを充実させたい方はもちろん、一年の働きへのご褒美として「あなたへ」そして「わたし自身」へのプレゼントとして、ぜひこの機会に名品をゲットしてください。
特別価格はホームページには公開しませんので、ご希望の作品番号、作家名を明記してメールにてお問合せください。詳しいデータと価格をご案内します。

油彩・水彩・版画/
松本竣介、瑛九、白髪一雄、斎藤義重、磯辺行久、難波田龍起、小野隆生、舟越桂、オノサト・トシノブ、江川克之、今泉省彦、山口長男、野中光正、赤松麟作、北川民次、菅祐子、スズキ・シンイチ、内間安王星、松江喜代寿、高松次郎、横尾忠則、加山又造、草間彌生、国吉康雄、駒井哲郎、日和崎尊夫、榎倉康二、
トム・ウッセルマン、ロバート・ラウシェンバーグ、アンディ・ウォーホル、クリスト、サルバドール・ダリ、アントニーニ、ジョルジュ・ブラック、デヴィッド・ホックニー、フェルナン・レジエ、ル・コルビュジエ、エレーヌ・ド・ヴォーボワール、カルメル


写真/
細江英公、蜷川実花、荒木経惟、北野謙、高梨豊、北井一夫、ホンマタカシ、宮下マキ、植田正治、柴田敏雄、杉浦邦恵、尾仲浩二、服部冬樹、ベロック、ロベール・ドアノー


◆第4回「写真を買おう!! ときの忘れものフォトビューイング」のご案内
日時:12月17日(金)19:00~20:00
ホスト:原茂(写真コレクター)
ゲスト:風間健介(写真家)
※要予約(参加費1,000円/参加ご希望の方は、電話またはメールにてお申し込み下さい)
Tel.03-3470-2631/Mail.info@tokinowasuremono.com

第4回目のゲストは、写真家・風間健介さんをお迎えして開催いたします。
炭鉱の町、夕張に暮らしながら撮り続けた作品をご紹介します。特別に通常より割引価格でプリントをお求めいただけますので、ぜひご参加ください。

風間健介 Kensuke KAZAMA
1960年三重県生まれ。20代のときにカメラとともに日本を放浪した後、北海道に移住。2005年に出版した写真集『夕張』(寿朗社)によって、2006年日本写真協会新人賞、写真の会賞を受賞。