サーバ引越し大作戦
去年の暮れ頃、ホームページのデザインをリニューアルするという話が持ち上がり、いつもDMやカタログ制作でお世話になっているDIX-HOUSEさんにデザインの刷新を依頼、水面下で作業を続けてきました。
又、デザインリニューアルに伴いサーバー会社も引っ越しすることとなりました。
ご存知の方も多いと思いますが、ときの忘れものホームページの情報量は美術界のみならず他に例を見ないほど膨大です。構成しているページは実に4000ページを超えます。
そこで、今後の運営をしやすくするためにも、より容量が多く提供されているサーバーへと引っ越しすることにした次第です。
旧デザインから新デザインへの切り替えは、明日3月24日(木)を予定しています。
尚、トップページURLの変更はございません。
しかし全面引越しは初めてのことなので、果たしてスムーズに行くかどうかわかりません。
4000ページの全てが乱れなく移行できるかどうかはやってみないとわからないそうで、不具合が出たらひとつづつそれらを修正していくことになりそうです。
しばらくの間はご迷惑をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。
*画廊亭主敬白
上掲の通り、ホームページのデザイン一新とサーバーの移行を同時に行なうことになりました。4000ページ、ギガという単位は機械音痴の亭主には全く理解できませんが、ときの忘れものの15年の歴史そのものだということは認識しています。
さて3月26日(土)に開催する細江英公さんvs大竹昭子さんのギャラリートークは定員に達したので既に締切りましたが、大竹さんから<緊急! カタリコ番外編のお知らせ>が届きましたのでご紹介します。
**************
みなさま
忘れることのできない春になりました。
まもなく桜が咲くというのに、とても楽しむ気持ちになれないほど、心のなかは深い悲しみと不安におおわれています。
想像以上の災害であるのが判明し、直視することのできないほどの悲しい光景がニュースで流れはじめたとき、ふと思いだしたことがありました。
悲しみのどん底にあった終戦直後の沖縄で、てるりんこと照屋林助さんは村々をまわって漫談をしました。
こんなときにお笑いなんかして、とまゆをひそめる人もいましたが、彼は「生きているお祝いだ」といいながら人々を笑わせてまわったのです。
これまではエピソードのひとつとみなしていたこの話が、今回の災害でリアリティーをもって迫ってきました。
悲しくて漫談なんか聞いていられない人もいたでしょう。苦々しい思いをした人もいたかもしれません。
でも想像を絶する状況下で、人はそれぞれの抱える事情を生きるしかないのです。てるりんにとって「生きているお祝い」の慰問がそれだったのでしょう。
この連休にそんなことをつらつらと考えていて、いま必要なのは情報や状況の説明ではなく、心を強めてくれる凝縮された詩の「ことば」なのだと思いいたりました。
さっそく詩や短歌を書いていらっしゃる方々に連絡したところ、たちまち10数名の方が出演を名乗りでてくださいました。
今週末、3月27日(日)に「ことばのポトラック」を開催いたします。
これは詩人、歌人、作家、歌手の方々が「ことば」をもちよる集いです。
自作詩、翻訳詩、短歌、歌唱など、さまざまなかたちの「ことば」を身に浴びて、心の灯をともしましょう。
会場は、ロベール・ドアノーのイベントをおこなった渋谷の「サラヴァ東京」です。
家でひとりで妄想にかられて不安がるより、いまを生きる力をシェアしあう場を!という願いを込めた<カタリココ>番外編へ、みなさまのご参加をお待ちしています。
「ことばのポトラック」出演者(エントリー順/敬称略)
佐々木幹郎(詩)
管啓次郎(詩)
古川日出男(散文詩)
平田俊子(詩)
東直子(短歌)
くぼたのぞみ(詩)
南映子(詩)
かのうよしこ(歌唱)
Ayuo(弾き語り)
堀江敏幸(詩)
小池昌代(詩)
間村俊一(俳句)
*声の届く範囲のカフェ形式のイベントですので、定員数が限られています。
ご参加いただける方は「サラヴァ東京」に直接ご予約ください。
*詳しい情報については、webカタリココの「これからのカタリココ」をご覧ください。
2011年3月27日(日)11:30 開店 12:30イベント開始
参加費: 3000 円(ブランチ・ビュッフェ付き)
*このうち一部を被災地に寄付いたします。
要予約:TEL/FAX 03-6427-8886
contact@saravah.jp
http://www.saravah.jp/tokyo/
大竹 昭子
****************
◆ときの忘れものは、2011年3月18日[金]―4月2日[土] 「細江英公写真展―写真絵巻とフレスコ画の時を越えた出会い~イタリア・ルッカ」を開催します(会期中無休)。

昨年の文化功労者に選ばれた写真家・細江英公の新作による〈ヴィッラ・ボッティーニ〉12点連作は、イタリアのルッカにある16世紀の貴族の館を舞台に、ルネサンス期のフレスコ画と21世紀の細江作品との息詰まるような「対決と融合」の瞬間を捉えた作品です。
2009年11月の細江英公展の会場となったヴィッラ・ボッティーニは天井や壁面にフレスコ画が描かれた邸宅で、その絢爛たる空間に、総延長120mにわたり、細江先生と日本の職人チームが日本的伝統美の粋をこらした赤・青・緑の壁面をしつらえ、〈おとこと女〉〈薔薇刑〉〈鎌鼬〉〈ガウディの世界〉〈春本・浮世絵うつし〉他の代表作の絵巻、軸、屏風を展示しました。ヨーロッパの壮大な古典的建築空間と、和の色彩世界の対決と融合は、カラー作品でなくては表現できなかったでしょう。撮影は2009年ですが、発表するのは今回が初めてです(ヴィンテージ)。ホームページに掲載した12点の画像はいかにもけばけばしい感じですが、実物作品の瑞々しい、したたるような美しさには思わず溜め息が出ます。
●3月26日(土)の細江英公さんvs大竹昭子さん(文筆家)によるギャラリートークは定員に達したので締切りました。
◆今月のWEB展は陶芸の渡辺貴子さんです。初めての試みで、渡辺さんの制作風景や個展での展示スナップを入れました。どうぞお楽しみください。
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
去年の暮れ頃、ホームページのデザインをリニューアルするという話が持ち上がり、いつもDMやカタログ制作でお世話になっているDIX-HOUSEさんにデザインの刷新を依頼、水面下で作業を続けてきました。
又、デザインリニューアルに伴いサーバー会社も引っ越しすることとなりました。
ご存知の方も多いと思いますが、ときの忘れものホームページの情報量は美術界のみならず他に例を見ないほど膨大です。構成しているページは実に4000ページを超えます。
そこで、今後の運営をしやすくするためにも、より容量が多く提供されているサーバーへと引っ越しすることにした次第です。
旧デザインから新デザインへの切り替えは、明日3月24日(木)を予定しています。
尚、トップページURLの変更はございません。
しかし全面引越しは初めてのことなので、果たしてスムーズに行くかどうかわかりません。
4000ページの全てが乱れなく移行できるかどうかはやってみないとわからないそうで、不具合が出たらひとつづつそれらを修正していくことになりそうです。
しばらくの間はご迷惑をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。
*画廊亭主敬白
上掲の通り、ホームページのデザイン一新とサーバーの移行を同時に行なうことになりました。4000ページ、ギガという単位は機械音痴の亭主には全く理解できませんが、ときの忘れものの15年の歴史そのものだということは認識しています。
さて3月26日(土)に開催する細江英公さんvs大竹昭子さんのギャラリートークは定員に達したので既に締切りましたが、大竹さんから<緊急! カタリコ番外編のお知らせ>が届きましたのでご紹介します。
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みなさま
忘れることのできない春になりました。
まもなく桜が咲くというのに、とても楽しむ気持ちになれないほど、心のなかは深い悲しみと不安におおわれています。
想像以上の災害であるのが判明し、直視することのできないほどの悲しい光景がニュースで流れはじめたとき、ふと思いだしたことがありました。
悲しみのどん底にあった終戦直後の沖縄で、てるりんこと照屋林助さんは村々をまわって漫談をしました。
こんなときにお笑いなんかして、とまゆをひそめる人もいましたが、彼は「生きているお祝いだ」といいながら人々を笑わせてまわったのです。
これまではエピソードのひとつとみなしていたこの話が、今回の災害でリアリティーをもって迫ってきました。
悲しくて漫談なんか聞いていられない人もいたでしょう。苦々しい思いをした人もいたかもしれません。
でも想像を絶する状況下で、人はそれぞれの抱える事情を生きるしかないのです。てるりんにとって「生きているお祝い」の慰問がそれだったのでしょう。
この連休にそんなことをつらつらと考えていて、いま必要なのは情報や状況の説明ではなく、心を強めてくれる凝縮された詩の「ことば」なのだと思いいたりました。
さっそく詩や短歌を書いていらっしゃる方々に連絡したところ、たちまち10数名の方が出演を名乗りでてくださいました。
今週末、3月27日(日)に「ことばのポトラック」を開催いたします。
これは詩人、歌人、作家、歌手の方々が「ことば」をもちよる集いです。
自作詩、翻訳詩、短歌、歌唱など、さまざまなかたちの「ことば」を身に浴びて、心の灯をともしましょう。
会場は、ロベール・ドアノーのイベントをおこなった渋谷の「サラヴァ東京」です。
家でひとりで妄想にかられて不安がるより、いまを生きる力をシェアしあう場を!という願いを込めた<カタリココ>番外編へ、みなさまのご参加をお待ちしています。
「ことばのポトラック」出演者(エントリー順/敬称略)
佐々木幹郎(詩)
管啓次郎(詩)
古川日出男(散文詩)
平田俊子(詩)
東直子(短歌)
くぼたのぞみ(詩)
南映子(詩)
かのうよしこ(歌唱)
Ayuo(弾き語り)
堀江敏幸(詩)
小池昌代(詩)
間村俊一(俳句)
*声の届く範囲のカフェ形式のイベントですので、定員数が限られています。
ご参加いただける方は「サラヴァ東京」に直接ご予約ください。
*詳しい情報については、webカタリココの「これからのカタリココ」をご覧ください。
2011年3月27日(日)11:30 開店 12:30イベント開始
参加費: 3000 円(ブランチ・ビュッフェ付き)
*このうち一部を被災地に寄付いたします。
要予約:TEL/FAX 03-6427-8886
contact@saravah.jp
http://www.saravah.jp/tokyo/
大竹 昭子
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◆ときの忘れものは、2011年3月18日[金]―4月2日[土] 「細江英公写真展―写真絵巻とフレスコ画の時を越えた出会い~イタリア・ルッカ」を開催します(会期中無休)。

昨年の文化功労者に選ばれた写真家・細江英公の新作による〈ヴィッラ・ボッティーニ〉12点連作は、イタリアのルッカにある16世紀の貴族の館を舞台に、ルネサンス期のフレスコ画と21世紀の細江作品との息詰まるような「対決と融合」の瞬間を捉えた作品です。
2009年11月の細江英公展の会場となったヴィッラ・ボッティーニは天井や壁面にフレスコ画が描かれた邸宅で、その絢爛たる空間に、総延長120mにわたり、細江先生と日本の職人チームが日本的伝統美の粋をこらした赤・青・緑の壁面をしつらえ、〈おとこと女〉〈薔薇刑〉〈鎌鼬〉〈ガウディの世界〉〈春本・浮世絵うつし〉他の代表作の絵巻、軸、屏風を展示しました。ヨーロッパの壮大な古典的建築空間と、和の色彩世界の対決と融合は、カラー作品でなくては表現できなかったでしょう。撮影は2009年ですが、発表するのは今回が初めてです(ヴィンテージ)。ホームページに掲載した12点の画像はいかにもけばけばしい感じですが、実物作品の瑞々しい、したたるような美しさには思わず溜め息が出ます。
●3月26日(土)の細江英公さんvs大竹昭子さん(文筆家)によるギャラリートークは定員に達したので締切りました。
◆今月のWEB展は陶芸の渡辺貴子さんです。初めての試みで、渡辺さんの制作風景や個展での展示スナップを入れました。どうぞお楽しみください。
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