昨日このブログで予告したように、本日新しいサーバーに移行すると同時に、ホームページのデザインが一新されます。しかしスムーズに全ページ(4000頁!)が移行とは行かないようです。しばらくのあいだ見ずらいページや予期せぬ不具合が生じるかも知れませんが、どうぞお許しください。スタッフたちが一つ一つ点検し、修正して参ります。
サーバーの移行には24~72時間の間は不安定で、新デザインと旧デザインの間を行ったり来たりするようです。
3月11日、青山の私たちの画廊も大揺れに揺れましたが、幸い落ちた物やスタッフの怪我もなく、パソコンなどの機器も無事でした。
東京でも場所(建物)によっては大きな被害もあったようですが、東北の皆さんの厳しい被災状況とはくらぶべくもありません。
木村太郎さんが20日の東京新聞で海外のメディアから、「ほかの国なら、こうした状況下で簡単に起こりうる混乱や暴力、略奪などの報道がいまだに一件もない。日本には、最も困難な試練に立ち向かうことを可能にする『人間の連帯』が今も存在している」(タス通信、ゴロブニン東京支局長)という記事を紹介しています。
確かにこんな悲惨な状況下でも秩序は守られ、あの忌まわしい関東大震災のときの朝鮮の人たちへの虐殺のようなことは起こっていません。戦後日本が築いてきた社会の誇っていい面ですが、その一方で木村さんは「被災地でこそ必要な物資を買いだめするのは、ある意味で『形を変えた略奪行為』ではないだろうか。」と憂えています。被災地の人たちに思いを馳せ、乏しきを分かち合う気持ちを持ちたいものです。
機械音痴に加え、経済音痴(それでよく商売をやっているねと言われますが)には、今の株安は理解できても、円高は理解できません。
しかし通貨の価値が上昇して潰れた国家は歴史上ないそうですから(通貨が紙くずになり破綻した国の例はあまたありますが)、日本の国力を世界は信じているのでしょう。私たちが持っている、他国には無い価値やモノ、人材を結集して子供たちの未来にのこしてあげたいと思います。
細江英公写真展より 鎌鼬
ときの忘れものでは、4月2日[土]まで「細江英公写真展―写真絵巻とフレスコ画の時を越えた出会い~イタリア・ルッカ」を開催中です(会期中無休)。
今回発表した細江英公の新作〈ヴィッラ・ボッティーニ〉12点連作は、2009年イタリアのルッカにある16世紀の貴族の館を舞台に、ルネサンス期のフレスコ画と21世紀の細江作品との息詰まるような「対決と融合」の瞬間を捉えた作品です。
このルッカでの展覧会は、細江先生の代表作を写真絵巻、屏風、掛軸にして展示したもので、今回はその中から〈鎌鼬〉のシリーズをご紹介いたします。
細江英公 Eikoh HOSOE
Villa Bottini #8
2009(Printed in 2011)
Type-C print
43.3x55.6cm
Ed.10 Signed
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
このたびの細江英公写真作品は限定10部とし、エディションNo.1-No.5はタトウ入り12点セット、No.6-No.10は単品シートとなります。なお、シート価格はエディションナンバーによって価格がステップアップする方式を導入しております。
●12点セット(たとう入り)
Ed.1/10~Ed.3/10:1,050,000円(税込)
Ed.4/10~Ed.5/10:海外用
●単品(シート) ※価格はステップアップ方式です
Ed.6/10:@126,000円(税込)
Ed.7/10:@136,500円(税込)
Ed.8/10:@147,000円(税込)
Ed.9/10:@157,500円(税込)
Ed.10/10:@210,000円(税込)
◆〈鎌鼬〉は、1965年土方巽(当時37歳)と細江英公(当時32歳)の二人が土方の故郷である秋田の農村に出かけて、何の打合せもなく、ハプニング的に撮影されました。二人の天才の才能がぶつかり合って生まれたこの「鎌鼬」は、「記憶の記録」または「主観的ドキュメンタリー」として、このあと、断続的に1968年まで撮影が続けら、1969年現代思潮社から写真集『鎌鼬』として出版されました。
ゼラチンシルバープリントとピグメント・アーカイバル・プリントの二種類のプリントをご紹介できます。
細江英公 Eikoh HOSOE
「鎌鼬 作品8」
1965年(printed later)
ゼラチンシルバープリント
30.6x20.3cm
サインあり
「鎌鼬#8, 1965」
1965年(printed later)
ピグメント・アーカイバル・プリント
60.9×50.8cm
サインあり
細江英公 Eikoh HOSOE
「鎌鼬 作品17」
1965年(printed later)
ゼラチンシルバープリント
20.4x30.4cm
サインあり
「鎌鼬#17, 1965」
1965年(printed later)
ピグメント・アーカイバル・プリント
50.8×60.9cm
サインあり
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
◆ときの忘れものは、2011年3月18日[金]―4月2日[土] 「細江英公写真展―写真絵巻とフレスコ画の時を越えた出会い~イタリア・ルッカ」を開催しています(会期中無休)。

昨年の文化功労者に選ばれた写真家・細江英公の新作による〈ヴィッラ・ボッティーニ〉12点連作は、イタリアのルッカにある16世紀の貴族の館を舞台に、ルネサンス期のフレスコ画と21世紀の細江作品との息詰まるような「対決と融合」の瞬間を捉えた作品です。
2009年11月の細江英公展の会場となったヴィッラ・ボッティーニは天井や壁面にフレスコ画が描かれた邸宅で、その絢爛たる空間に、総延長120mにわたり、細江先生と日本の職人チームが日本的伝統美の粋をこらした赤・青・緑の壁面をしつらえ、〈おとこと女〉〈薔薇刑〉〈鎌鼬〉〈ガウディの世界〉〈春本・浮世絵うつし〉他の代表作の絵巻、軸、屏風を展示しました。ヨーロッパの壮大な古典的建築空間と、和の色彩世界の対決と融合は、カラー作品でなくては表現できなかったでしょう。撮影は2009年ですが、発表するのは今回が初めてです(ヴィンテージ)。ホームページに掲載した12点の画像はいかにもけばけばしい感じですが、実物作品の瑞々しい、したたるような美しさには思わず溜め息が出ます。
サーバーの移行には24~72時間の間は不安定で、新デザインと旧デザインの間を行ったり来たりするようです。
3月11日、青山の私たちの画廊も大揺れに揺れましたが、幸い落ちた物やスタッフの怪我もなく、パソコンなどの機器も無事でした。
東京でも場所(建物)によっては大きな被害もあったようですが、東北の皆さんの厳しい被災状況とはくらぶべくもありません。
木村太郎さんが20日の東京新聞で海外のメディアから、「ほかの国なら、こうした状況下で簡単に起こりうる混乱や暴力、略奪などの報道がいまだに一件もない。日本には、最も困難な試練に立ち向かうことを可能にする『人間の連帯』が今も存在している」(タス通信、ゴロブニン東京支局長)という記事を紹介しています。
確かにこんな悲惨な状況下でも秩序は守られ、あの忌まわしい関東大震災のときの朝鮮の人たちへの虐殺のようなことは起こっていません。戦後日本が築いてきた社会の誇っていい面ですが、その一方で木村さんは「被災地でこそ必要な物資を買いだめするのは、ある意味で『形を変えた略奪行為』ではないだろうか。」と憂えています。被災地の人たちに思いを馳せ、乏しきを分かち合う気持ちを持ちたいものです。
機械音痴に加え、経済音痴(それでよく商売をやっているねと言われますが)には、今の株安は理解できても、円高は理解できません。
しかし通貨の価値が上昇して潰れた国家は歴史上ないそうですから(通貨が紙くずになり破綻した国の例はあまたありますが)、日本の国力を世界は信じているのでしょう。私たちが持っている、他国には無い価値やモノ、人材を結集して子供たちの未来にのこしてあげたいと思います。
細江英公写真展より 鎌鼬
ときの忘れものでは、4月2日[土]まで「細江英公写真展―写真絵巻とフレスコ画の時を越えた出会い~イタリア・ルッカ」を開催中です(会期中無休)。
今回発表した細江英公の新作〈ヴィッラ・ボッティーニ〉12点連作は、2009年イタリアのルッカにある16世紀の貴族の館を舞台に、ルネサンス期のフレスコ画と21世紀の細江作品との息詰まるような「対決と融合」の瞬間を捉えた作品です。
このルッカでの展覧会は、細江先生の代表作を写真絵巻、屏風、掛軸にして展示したもので、今回はその中から〈鎌鼬〉のシリーズをご紹介いたします。
細江英公 Eikoh HOSOEVilla Bottini #8
2009(Printed in 2011)
Type-C print
43.3x55.6cm
Ed.10 Signed
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
このたびの細江英公写真作品は限定10部とし、エディションNo.1-No.5はタトウ入り12点セット、No.6-No.10は単品シートとなります。なお、シート価格はエディションナンバーによって価格がステップアップする方式を導入しております。
●12点セット(たとう入り)
Ed.1/10~Ed.3/10:1,050,000円(税込)
Ed.4/10~Ed.5/10:海外用
●単品(シート) ※価格はステップアップ方式です
Ed.6/10:@126,000円(税込)
Ed.7/10:@136,500円(税込)
Ed.8/10:@147,000円(税込)
Ed.9/10:@157,500円(税込)
Ed.10/10:@210,000円(税込)
◆〈鎌鼬〉は、1965年土方巽(当時37歳)と細江英公(当時32歳)の二人が土方の故郷である秋田の農村に出かけて、何の打合せもなく、ハプニング的に撮影されました。二人の天才の才能がぶつかり合って生まれたこの「鎌鼬」は、「記憶の記録」または「主観的ドキュメンタリー」として、このあと、断続的に1968年まで撮影が続けら、1969年現代思潮社から写真集『鎌鼬』として出版されました。
ゼラチンシルバープリントとピグメント・アーカイバル・プリントの二種類のプリントをご紹介できます。
細江英公 Eikoh HOSOE「鎌鼬 作品8」
1965年(printed later)
ゼラチンシルバープリント
30.6x20.3cm
サインあり
「鎌鼬#8, 1965」
1965年(printed later)
ピグメント・アーカイバル・プリント
60.9×50.8cm
サインあり
細江英公 Eikoh HOSOE「鎌鼬 作品17」
1965年(printed later)
ゼラチンシルバープリント
20.4x30.4cm
サインあり
「鎌鼬#17, 1965」
1965年(printed later)
ピグメント・アーカイバル・プリント
50.8×60.9cm
サインあり
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
◆ときの忘れものは、2011年3月18日[金]―4月2日[土] 「細江英公写真展―写真絵巻とフレスコ画の時を越えた出会い~イタリア・ルッカ」を開催しています(会期中無休)。

昨年の文化功労者に選ばれた写真家・細江英公の新作による〈ヴィッラ・ボッティーニ〉12点連作は、イタリアのルッカにある16世紀の貴族の館を舞台に、ルネサンス期のフレスコ画と21世紀の細江作品との息詰まるような「対決と融合」の瞬間を捉えた作品です。
2009年11月の細江英公展の会場となったヴィッラ・ボッティーニは天井や壁面にフレスコ画が描かれた邸宅で、その絢爛たる空間に、総延長120mにわたり、細江先生と日本の職人チームが日本的伝統美の粋をこらした赤・青・緑の壁面をしつらえ、〈おとこと女〉〈薔薇刑〉〈鎌鼬〉〈ガウディの世界〉〈春本・浮世絵うつし〉他の代表作の絵巻、軸、屏風を展示しました。ヨーロッパの壮大な古典的建築空間と、和の色彩世界の対決と融合は、カラー作品でなくては表現できなかったでしょう。撮影は2009年ですが、発表するのは今回が初めてです(ヴィンテージ)。ホームページに掲載した12点の画像はいかにもけばけばしい感じですが、実物作品の瑞々しい、したたるような美しさには思わず溜め息が出ます。
コメント