野田英夫 作品と文献紹介2

前回4月18日に続き、野田英夫関連の文献をご紹介します。
いずれも現在開催中の「野田英夫遺作展―漂泊と望郷の画家」会場においてありますので手にとってご覧ください。ただし、資料用なので非売です。

11)『野田英夫画集』
HIDEO NODA
1987年 平凡社発行
編者:窪島誠一郎
88ページ 31.0×25.0cm
図版74点を収録


12)『太平洋を越えた日本の画家たち展』図録
太平洋を越えた日本の画家たち
1987年 広島県立美術館・和歌山県立近代美術館・香川県文化会館・美術館連絡協議会・読売新聞大阪本社発行
テキスト:浅野徹、大正・昭和前期の在米画家についてのノート(田中保・清水登志・国吉康雄・石垣栄太郎・北川民次・臼井文平・ヘンリー杉本・野田英夫)/高木茂登/大井健地
166ページ 23.9×24.8cm


13)『日系画家野田英夫の生涯 漂泊』
漂泊
1990年 新潮社発行
著者:窪島誠一郎
229ページ 19.6×14.0cm


14)『松本竣介と30人の画家たち展』展図録
松本竣介と30人の画家たち展
1991年 神奈川県立近代美術館発行
テキスト:弦田平八郎、朝日晃、酒井忠康、原田光、水沢勉、山梨俊夫
149ページ 27.5×21.5cm


15)『壁画帰郷記念展 野田英夫そして多毛津忠蔵』図録
Hideo Benjamin Noda
1992年 熊本県立美術館発行
テキスト:古家良一、野田英夫ー壁画考/野田英夫遺稿、現代壁画の理論と方法、他/
230ページ 23.9×25.2cm


16)『アメリカン・シーンの日本人画家たち展』図録
アメリカン・シーンの日本人画家たち展
1995年 練馬区立美術館発行
出展作家:清水登之、国吉康雄、石垣栄太郎、北川民次、野田英夫
テキスト:大井健地、芸術的良心の自覚の時/土方明司、「アメリカン・シーンの日本人画家たち・ノート」
122ページ 25.7×21.0cm


17)『男の顔展』図録
男の顔展
1995年 ギャラリー長谷川発行
出展作家:松本竣介、野田英夫、岸田劉生、北川民次、児島善三郎、梅原龍三郎、熊谷守一、東洲斎写楽
テキスト:田中淳/鈴木東海子
38ページ 24.0×19.2cm


18)『「信濃デッサン館」所蔵品オークション アメリカに生きた三人の日本画家たち―野田英夫・多毛津忠蔵・ジャック山崎―』図録
「信濃デッサン館」所蔵品オークション
2005年 AJCオークション発行
107ページ 26.0×21.2cm
*野田英夫の再評価に熱心に取り組んだのは信濃デッサン館の窪島誠一郎さんである。同館にはルース夫人から譲り受けた野田作品が展示されていたが、2005年にオークションで売り払われてしまった。図録によれば、ロットNo.80~No.128まで49点が出品落札された。


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野田英夫遺作展の中から素描6点をご紹介します。
13_野田英夫600
野田英夫
「作品」(出品No.13)
紙にペン
21.3x17.3cm

14_野田英夫600
野田英夫
「作品」(出品No.14)
紙にペン
21.3x17.0cm

15_野田英夫600
野田英夫
「作品」(出品No.15)
紙に鉛筆
21.4x16.8cm

16_野田英夫600
野田英夫
「作品」(出品No.16)
紙にペン
21.3x17.0cm

17_野田英夫600
野田英夫
「作品」(出品No.17)
紙にペン
17.3x21.3cm

21_野田英夫
野田英夫
「作品」(出品No.21)
紙にペン
16.8x23.3cm

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◆ときの忘れものは、2011年4月19日[火]―4月30日[土]「野田英夫遺作展―漂泊と望郷の画家」を開催しています(会期中無休)。
野田英夫展案内状

1908年アメリカのサンタクララで日系移民の子として生まれ、日本とアメリカを行き来し、自分の身辺や日常生活、市井の人々を温かなまなざしで描いた野田英夫は1939年30歳の若さで亡くなります。今回の遺作展では油彩、水彩、素描など21点を展示し、野田の創作の軌跡を辿ります。出品作品、価格については出品リストをご参照ください。
野田英夫の生涯と作品については、大谷省吾さんのエッセイ「野田英夫展によせて」をお読みください。