5連休をとらせていただいたときの忘れものは、本日6日(金)と明日7日(土)は通常通り営業しています。
野田英夫遺作展の撤収作業と、次回10日(火)からの「東日本大震災支援企画 ジョック・スタージス新作写真展」の準備でスタッフはてんてこ舞いです。

第6回写真を買おう!! ときの忘れものフォトビューイング

先日もご案内しましたが、6回目を迎える「写真を買おう!!ときの忘れものフォトビューイング」は、写真家・内藤さゆりさんをゲストにお迎えして、作品を作家自身のトークとともに御覧いただきます。
最初は私たちも経験不足で参加者やゲストの皆さんに満足していただける運営がなかなかできませんでした。
しかしホストの原茂さんの名トークもあり、回を重ねる度にフォトビューイングという新たな写真市場をつくる場の面白さが自然と盛り上がり、段々と活況を呈してきました。
作家自らが自作を語り、生の作品をたくさん見せてくださる、写真というジャンルにはこのような場が作家とコレクターを結ぶ重要な回路となるに違いありません。
初めての人も、常連の皆さんもぜひご参加ください。

第6回写真を買おう!!ときの忘れものフォトビューイング」
日時:2011年5月13日(金)19時~20時

ゲスト:内藤さゆり(写真家)
ホスト:原茂(コレクター)
参加費:1,000円/参加ご希望の方は、電話またはメールにてお申し込み下さい。
Tel.03-3470-2631/Mail.info@tokinowasuremono.com

内藤さんは、3年間のカメラマン事務所でのアシスタントを経て、2001年にフリーランスの写真家となり、主に風景を、その場所、その時の空気を大切に表現する作家です。2009年に上梓した『4月25日橋』(冬青社)は、2007年にポルトガル・リスボンの風景を撮った作品をまとめた写真集です。そこに人影はありません。しかし、その写真からは、そこに暮らす人たちの息遣いや足音が聞こえてきます。この写真集が評価されて、同年12月から東京都写真美術館で開催された「日本の新進作家展Vol.8 出発-6人のアーティストによる旅」の出品作家に選ばれ、『4月25日橋』のシリーズを出品し、作品が同館に収蔵されました。
今回のフォトビューイングでも、この『4月25日橋』からの作品を中心に、近作を交えて出品していただきます。ファーストコレクションサイズとして、17cm角の特別サイズのプリントを用意していただき、21,000円(マット付)で提供していただく予定です。どうぞご期待ください。

内藤さゆり
1978年広島県生まれ。2001年より、フリーランスの写真家として活動開始。
2005年コニカミノルタ主催フォトプレミオに入選。
2009年、ポルトガル・リスボンの日常の風景を中心とした写真集『4月25日橋』を発表。同年、パリ日本文化会館と東京都写真美術館 『日本の新進作家展 Vol.8 旅』にて『4月25日橋』の展示をした。
2010年6月より、日本ポルトガル修好通商条約150年の文化交流事業として、ポルトガル・レイリア市で展示。メキシコへも巡回予定。
主な個展
2009年 『4月25日橋』 Roonee 247 Photography (東京)
2007年 『Polymorphic Card』キャノンギャラリー (東京・名古屋・仙台・大阪)
2006年 『多摩川日和』コニカミノルタプラザ (東京)
主なグループ展
2010年 『Viagem』レイリア市立ギャラリー (ポルトガル・レイリア)
2009年 『日本の新進作家展』東京都写真美術館 (東京)
2009年 『VOYAGE』パリ日本文化会館 (パリ)
出版物
2009年 図録『VOYAGE』東京都写真美術館 (講談社)
2009年 写真集『4月25日橋』(冬青社)
受賞
2005年 コニカミノルタ主催フォトプレミオ入選 
収蔵
東京都写真美術館

下記に掲載のプリントは、全て作家本人により作成されています。各プリントは、半永久的な色彩を保つ所蔵要件を満たす為に、100%コットンのアーカイバル用紙にプリントされています。
4月25日橋-1内藤さゆり
「4月25日橋(1)」
2007年 インクジェットプリント
17.0x17.0cm
Ed.3 signed

4月25日橋-2内藤さゆり
「4月25日橋(2)」
2007年 インクジェットプリント
17.0x17.0cm
Ed.3 signed

4月25日橋-3内藤さゆり
「4月25日橋(3)」
2007年 インクジェットプリント
17.0x17.0cm
Ed.3 signed

4月25日橋-4内藤さゆり
「4月25日橋(4)」
2007年 インクジェットプリント
17.0x17.0cm
Ed.3 signed

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