ただいま開催中のル・コルビュジエ展は、本日を入れて残り会期3日となりました。どうぞ皆さんお見逃しなく。

このあとは少し休んで、2011年9月9日[金]―9月17日[土]まで「第21回瑛九展 46の光のかけら/フォトデッサン型紙」を開催します。
カタログをつくろうかとも考えたのですが、今回は全46点の型紙の裏表両面を掲載した大判のポスター(限定200部、番号入り)を製作しました。
poster_A_600瑛九展ポスター(表)
限定200部
デザイン:DIX-HOUSE
サイズ:84.1x59.4cm(A1)
価格:1,500円(税込)
+梱包送料:1,000円


poster_B_600瑛九展ポスター(裏)

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DSCF0738_600納品された200部の大判ポスターに限定番号を入れる社長と、それを手伝う亭主。

DSCF0740_600

今年は瑛九の生誕100年にあたり、故郷・宮崎をはじめ埼玉、浦和などの美術館で大規模な瑛九回顧展が開催されます。それにあわせて、ときの忘れものでは、所蔵する46点のフォトデッサン型紙を初めて公開いたします。
瑛九の造語である「フォトデッサン」は、先行するマン・レイやモホリ=ナギが印画紙上に物を置き、直接光をあてて制作した「フォトグラム(レイヨグラム)」と同じ技法ですが、これに自らの進むべき道を見出した若き日の瑛九の自負をうかがわせる言葉であると言えます。マン・レイたち先行者と異なり、瑛九は自ら切り抜いた「型紙」を使って膨大な点数を制作しました。その作品群を見れば、それらが絵画性の強い独創的なものであったことは一目瞭然です。瑛九が「型紙」に使ったのは、普通の「紙」や 「セロファン」のほかに、一度は完成させたフォトデッサン(印画紙)を次の作品を作るために「型紙」として切り抜いてしまったものも多数存在します。 従来は、「フォトデッサン」の失敗作を「型紙」に転用したと言われてきましたが、ときの忘れものが入手した46点からなる「フォトデッサン型紙コレクション」の中には、きちんと瑛九自筆のサインや年記が記入されているものも少なくありません。 失敗作などではなく、完成作品を惜しげもなく、切り抜いてしまったのはどのような意図だったのでしょうか。 それら型紙に鉛筆で下書きされた線や切り抜いたラインからは、瑛九の手の痕跡が感じられます。
今回公開する型紙46点中、12点にはサインがあり、年記も記入されているものもあります。
価格は、1万円から15万円まで。
後日、詳細をホームページに発表しますが、ぜひこの機会に希少な型紙コレクションを購入してください。

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