11日に終了した「デュシャン、エルンスト、マン・レイ展」に京都からマン・レイイストとして夙に有名な石原輝雄さんがいらっしゃいましたが、ご自身のブログ「マン・レイになってしまった人」に来廊記を書いてくださいましたのでお読みください。

話しかわって展覧会の準備というのは、得意とするものほど手抜かりが多い。
初めて扱うものや、現存作家の新作個展などは緊張して何ヶ月も前から準備を重ねる。万に一つの遺漏なきよう、細心の注意を払う。
それに反して、自分達がつくったエディションや随分以前に仕入れていて自家薬籠中のものと思い込んでいた作品がいざとなったら見つからない、ということが最近しばしばであります。
困ったものです・・・・
16日から開催する磯崎新先生の銅版画連作「栖　十二」40点は、ときの忘れもののエディションとして文字通り好評を博したものですが、ときの忘れもので展示したことがありません。
詳しくは明日ご説明するとして、この連作40点は当初12点のみが書簡形式で発表され（ファーストエディション）、次いで28点を加えて40点組の銅版画集として発表しました。
単色版（限定27部）と、手彩色版（限定8部）があり、単色版はまだ若干の在庫がありますが、手彩色版はおかげさまで海外のコレクターなどにも購入していただき、遂に最後の１部になってしまいました。
売れてしまってからでは二度と展示できない。
そこで、2011年最後の企画展として「磯崎新銅版画展　栖十二」を開催することにしました。
昨日から展示の準備にかかっているのですが、参考出品としてファーストエディションの12点の書簡形式のエディションを展示する予定です。
ところが・・・・
あるはずのところに作品が無い！
倉庫にもない、青山の画廊も探したが無い、自宅に帰って探索したが無い・・・・
困った・・・・

さて、ご案内が遅くなってしまいましたが、渡辺貴子さんが山梨県石和で個展を開催しています。




渡辺貴子展
会期：2011年11月20日（日）～12月18日（日）
開廊日：木・金・土・日
12：00～19：00
art and little shop
iGallery DC
〒406-0031 山梨県笛吹市石和町市部789-99
tel.055-262-0309

お近くの方、ご旅行される方、どうぞお出かけください。

ときの忘れもののコレクションから渡辺貴子さんの作品をご紹介しましょう。

渡辺貴子
「untitled(12)」



渡辺貴子
「untitled(16)」


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