今日(日曜)と明日(月曜)は画廊はお休みです。
「第22回 瑛九展」は昨日文字通り盛況のうちに終了いたしました。
いつもなら来廊者ゼロの日も少なくないのに、珍しく多くのお客様が来廊し、予想以上に作品もお買い上げいただきました。
厚く御礼を申し上げます。
瑛九は私たちが美術界に入った当初から扱ってきた作家ですが、ようやく市場的にも高い評価を得られるようになりました。
特に海外からの問合せや注文が増えてきました。
We are very interested in all photographs by Q-Ei,・・・
などというメールを未知の海外の方からいただくなんて隔世の感があります。
今回も油彩やフォトデッサンの高額作品をお買い上げいただいたのは、アメリカとヨーロッパのお客様です。この一週間、スタッフたちは海外との英文メールのやり取りにてんてこ舞いでした。
長い間の懸案でしたが、いまスタッフたちが英文のホームページの更新、充実に向けて頑張っています。
日本語サイトが4000ページを超える厚みと歴史を持っているのに、ときの忘れものの英文サイトは非常に貧弱なものですが、今年は瑛九はじめ、各取扱作家の英文情報の発信にエネルギーを注ぎたいと思います。
過去の経験から言うと、市場価格の高騰はあるとき急カーブを描いて上昇すると、あれよあれよという間にとんでもない状況になり、売れないときに扱ってきた画廊さんの手が届かない存在になってしまう。
ウォーホルがその典型です。
瑛九がそうなったらどうしよう、私どもの資金力では買えなくなってしまったら・・・・
瑛九の大作を所蔵するKさんに「ワタヌキさん、ボクは10億円以下では売らないから」と言われたとき、まさかそんなと笑っていたのですが、ウォーホルの高騰を見ると笑ってばかりもいられないようです。
草間彌生作品の近年の高騰ぶりも目を瞠るものがあります。
それにしても草間彌生先生のここ数年の爆発的人気とそれに伴って各地で開催されている展覧会が凄い。
いまも大阪の国立国際美術館で「草間彌生 永遠の永遠の永遠」展が開催されていますが(会期:2012年1月7日(土)~4月8日(日))、国内だけでなく2011年5月よりマドリードの国立ソフィア王妃芸術センターを皮切りにパリのポンピドー・センター、ロンドンのテート・モダン、ニューヨークのホイットニー美術館を巡回する大規模な個展を開催中です。
「巡回」といっても会期が重複しているものも多いので、いくつもの大会場を同時に満たすだけの作品数の多さも驚異的ですね。
亭主はあるときの講演で、草間先生のことを「めげない、ぶれない、勘がいい」としゃべったことがあるのですが、80歳を過ぎてこのパワフルな制作ぶり、単なる回顧展ではなくそのたびに「新作」を送り出しているのですから、草間先生の日常(制作に没頭)と草間スタジオの活動ぶりを想像するだけで頭がくらくらします。


大阪の展覧会は、埼玉県立近代美術館(4/13~5/20)、松本市美術館(7/14~11/4)、新潟市美術館(11/10~12/24)へも巡回するので、楽しみに待っていましょう。
ときの忘れものの扱い作家で海外から最も問合せの多いのが草間彌生作品です。
ちょっと前には、売れなかった作品が山と残っていたのですが(亭主が草間作品を初めてエディションしたのは1982年、レゾネ番号14「Infinity Nets 1958」からです)、ここ数年は動きが激しく、在庫は払底、新たに入ってくる作品も直ぐに売れてしまう。
最近入ってきた作品をいくつかご紹介します。
草間彌生「夕映えの雨」
1985年
Screenprint
52.5×45.5cm
Ed.75
signed
※レゾネNo.171(阿部出版 2005年)
草間彌生「帽子-S Hat-S」
1982年
Screenprint
27.0×32.2cm
Ed.50
signed
※レゾネNo.19(阿部出版 2005年)
草間彌生「BUTTERFLY 蝶」
1985年
Screenprint
45.5×53.0cm
Ed.100 signed
※レゾネNo.81(阿部出版 2005年)
草間彌生「FLOWERS 花(水仙)」
1985年
Screenprint
45.5×53.0cm
Ed.100
signed
※レゾネNo.84(阿部出版 2005年)
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
「第22回 瑛九展」は昨日文字通り盛況のうちに終了いたしました。
いつもなら来廊者ゼロの日も少なくないのに、珍しく多くのお客様が来廊し、予想以上に作品もお買い上げいただきました。
厚く御礼を申し上げます。
瑛九は私たちが美術界に入った当初から扱ってきた作家ですが、ようやく市場的にも高い評価を得られるようになりました。
特に海外からの問合せや注文が増えてきました。
We are very interested in all photographs by Q-Ei,・・・
などというメールを未知の海外の方からいただくなんて隔世の感があります。
今回も油彩やフォトデッサンの高額作品をお買い上げいただいたのは、アメリカとヨーロッパのお客様です。この一週間、スタッフたちは海外との英文メールのやり取りにてんてこ舞いでした。
長い間の懸案でしたが、いまスタッフたちが英文のホームページの更新、充実に向けて頑張っています。
日本語サイトが4000ページを超える厚みと歴史を持っているのに、ときの忘れものの英文サイトは非常に貧弱なものですが、今年は瑛九はじめ、各取扱作家の英文情報の発信にエネルギーを注ぎたいと思います。
過去の経験から言うと、市場価格の高騰はあるとき急カーブを描いて上昇すると、あれよあれよという間にとんでもない状況になり、売れないときに扱ってきた画廊さんの手が届かない存在になってしまう。
ウォーホルがその典型です。
瑛九がそうなったらどうしよう、私どもの資金力では買えなくなってしまったら・・・・
瑛九の大作を所蔵するKさんに「ワタヌキさん、ボクは10億円以下では売らないから」と言われたとき、まさかそんなと笑っていたのですが、ウォーホルの高騰を見ると笑ってばかりもいられないようです。
草間彌生作品の近年の高騰ぶりも目を瞠るものがあります。
それにしても草間彌生先生のここ数年の爆発的人気とそれに伴って各地で開催されている展覧会が凄い。
いまも大阪の国立国際美術館で「草間彌生 永遠の永遠の永遠」展が開催されていますが(会期:2012年1月7日(土)~4月8日(日))、国内だけでなく2011年5月よりマドリードの国立ソフィア王妃芸術センターを皮切りにパリのポンピドー・センター、ロンドンのテート・モダン、ニューヨークのホイットニー美術館を巡回する大規模な個展を開催中です。
「巡回」といっても会期が重複しているものも多いので、いくつもの大会場を同時に満たすだけの作品数の多さも驚異的ですね。
亭主はあるときの講演で、草間先生のことを「めげない、ぶれない、勘がいい」としゃべったことがあるのですが、80歳を過ぎてこのパワフルな制作ぶり、単なる回顧展ではなくそのたびに「新作」を送り出しているのですから、草間先生の日常(制作に没頭)と草間スタジオの活動ぶりを想像するだけで頭がくらくらします。


大阪の展覧会は、埼玉県立近代美術館(4/13~5/20)、松本市美術館(7/14~11/4)、新潟市美術館(11/10~12/24)へも巡回するので、楽しみに待っていましょう。
ときの忘れものの扱い作家で海外から最も問合せの多いのが草間彌生作品です。
ちょっと前には、売れなかった作品が山と残っていたのですが(亭主が草間作品を初めてエディションしたのは1982年、レゾネ番号14「Infinity Nets 1958」からです)、ここ数年は動きが激しく、在庫は払底、新たに入ってくる作品も直ぐに売れてしまう。
最近入ってきた作品をいくつかご紹介します。
草間彌生「夕映えの雨」1985年
Screenprint
52.5×45.5cm
Ed.75
signed
※レゾネNo.171(阿部出版 2005年)
草間彌生「帽子-S Hat-S」1982年
Screenprint
27.0×32.2cm
Ed.50
signed
※レゾネNo.19(阿部出版 2005年)
草間彌生「BUTTERFLY 蝶」1985年
Screenprint
45.5×53.0cm
Ed.100 signed
※レゾネNo.81(阿部出版 2005年)
草間彌生「FLOWERS 花(水仙)」1985年
Screenprint
45.5×53.0cm
Ed.100
signed
※レゾネNo.84(阿部出版 2005年)
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