小野隆生先生は、ときの忘れものが開廊以来、毎年のように展覧会を開いてきた大事な作家ですが、ご本人はイタリアでずっと制作しているため、しょっちゅう会えるわけではありません。前回来日(帰国)してからもう何年になるかしら・・・・・・
ここ数週間で初めて出会った3人のコレクターがいらっしゃるのですが(正確にいうと一人は電話でのやりとりのみ)、それぞれが小野隆生作品に強い興味を持たれた。
興味の持ちようは三人三様で、お一人は小野隆生の名前すら知らず、ネットの画像で強烈な印象を受け画廊にいらっしゃった。端正な肖像画ではなくむしろ危険な香りのする作品がお好みのようです。
もう一人は80歳になるというのに、実にお元気でダンディな方。どこでご覧になっていたのか初期のカフカの肖像から、切り抜きの靴のシリーズまで良くご存知なのには驚きました。
そして三人目は麗しい女性コレクター。電話での問合せでは「主婦の私にも買える作品あるかしら」とのことでしたが、あまたの作家の中で小野隆生を選ぶなんてタダモノじゃあありません。
近々三人の方にそれぞれ小野隆生作品を見ていただく予定ですが、ふと三人の方が一堂に会したらどんな会話になるのかしらと夢想したのでした。
ときの忘れもののエッセイ執筆陣はなかなかの豪華メンバー(自画自賛)。
なかでも小林美香さんの「写真のバックストーリー」は一番人気(アクセスが急上昇する)。
小林さんご自身のブログに執筆についての経緯が書かれています。
小林さんのセレクションではなく当方の勝手な指定作品を次々と、それも月2回も手際よくさばいてゆく、毎回驚きの原稿ですが、その秘密が可愛い赤ちゃんの子育てにあったとは。
考えてみれば納得で、八面六臂の活躍を続けていた小林さんが、子育て休暇に入り、否応なく外出もままならぬ、外の仕事が大幅に減ってしまった。
おかげで、ときの忘れもののささやかなブログが多いに充実してきたという次第です。
3月に開催した「究極のポータブル・ミュージアム―60年代のN.Y.を駆けた30人のアーティスト“The New York Collection for Stockholm”」はおかげさまで好評でしたが、あのコレクションのそもそもの仕掛け人がロバート・ラウシェンバーグでした。
ときの忘れものでは、明日から「Robert RAUSCHENBERG Exhibition ロバート・ラウシェンバーグ展 -Tribute 21- Part1」を開催します。
会期:2012年4月13日[金]―4月21日[土](会期中無休)
ロバート・ラウシェンバーグは、1953年にオブジェと抽象表現主義風の絵を組み合わせた「コンバイン・ペインティング」を制作し、一躍名をあげます。 1954年にジャスパー・ジョーンズと知り合い、戦前のダダイズムに用いられたオブジェを復活させたことから、2人は「ネオ・ダダ(新しいダダイズム)」とよばれました。ウォーホルより一足先にキャンバスに写真を転写する「シルクスクリーン・ペインティング」の制作を開始し、ポップ・アートの先駆者として、1960年代以降の美術に多大な影響を与えました。
1984年に、世界の芸術家と共同制作して展覧会を行なう「ラウシェンバーグ海外文化交流」(ROCI=ロッキー)を設立し、長年にわたって芸術を通して異なる民族・文化間の平和と理解に貢献しました。
今回展示する22点組の〈Tribute 21〉は、生涯を通して世界の文化に重要な貢献を行ない、21世紀に建設的な影響を与える23人に寄せたオマージュ連作です。
-平和-ミハイル・ゴルバチョフ
-音楽-ジョン・ケージ
-映画-スチーブン・スピルバーグ
-子供達-オードリー・ヘップバーン
-保健-マチルダ・クリム博士
-テクノロジー-ビル・ゲイツ
-ダンス-ジャック・ダンボワ、トリシャ・ブラウン
-建築-R. バックミンスター・フラー
-ファッション-三宅一生
-自然-ジャック・クストー
-労働-レーン・カークランド
-教育-ム・ヘンソン
-環境-アル・ゴア
-宇宙-カール・セーガン
-コミュニケーション-テッド・ターナー
-文学-トニ・モリソン
-人権-ネルソン・マンデラ
-民族文化- ダライ・ラマ
-芸術-ドミニク・デ・メニル
-演劇-レイチェル・ローゼンタール
-スポーツ- ボニー・ブレア)
今回はPart 1として10点を展示します。
「Peace」
-平和- ミハイル・ゴルバチョフ
1994年
オフセット・リトグラフ
122.0×80.0cm
Ed.50
サインあり
「Music」
-音楽- ジョン・ケージ
1994年
オフセット・リトグラフ
122.0×80.0cm
Ed.50
サインあり
「Children」
-子供達- オードリー・ヘップバーン
1994年
オフセット・リトグラフ
122.0×80.0cm
Ed.50
サインあり
「Technology」
-テクノロジー- ビル・ゲイツ
1994年
オフセット・リトグラフ
122.0×80.0cm
Ed.50
サインあり
「Dance」
-ダンス- ジャック・ダンボワ、トリシャ・ブラウン
1994年
オフセット・リトグラフ
122.0×80.0cm
Ed.50
サインあり
「Fashion」
-ファッション- 三宅一生
1994年
オフセット・リトグラフ
122.0×80.0cm
Ed.50
サインあり
「Environment」
-環境- アル・ゴア
1994年
オフセット・リトグラフ
122.0×80.0cm
Ed.50
サインあり
「Space」
-宇宙- カール・セーガン
1994年
オフセット・リトグラフ
122.0×80.0cm
Ed.50
サインあり
「Human right」
-人権- ネルソン・マンデラ
1994年
オフセット・リトグラフ
122.0×80.0cm
Ed.50
サインあり
「cultures」
-民族文化- ダライ・ラマ
1994年
オフセット・リトグラフ
122.0×80.0cm
Ed.50
サインあり
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ここ数週間で初めて出会った3人のコレクターがいらっしゃるのですが(正確にいうと一人は電話でのやりとりのみ)、それぞれが小野隆生作品に強い興味を持たれた。
興味の持ちようは三人三様で、お一人は小野隆生の名前すら知らず、ネットの画像で強烈な印象を受け画廊にいらっしゃった。端正な肖像画ではなくむしろ危険な香りのする作品がお好みのようです。
もう一人は80歳になるというのに、実にお元気でダンディな方。どこでご覧になっていたのか初期のカフカの肖像から、切り抜きの靴のシリーズまで良くご存知なのには驚きました。
そして三人目は麗しい女性コレクター。電話での問合せでは「主婦の私にも買える作品あるかしら」とのことでしたが、あまたの作家の中で小野隆生を選ぶなんてタダモノじゃあありません。
近々三人の方にそれぞれ小野隆生作品を見ていただく予定ですが、ふと三人の方が一堂に会したらどんな会話になるのかしらと夢想したのでした。
ときの忘れもののエッセイ執筆陣はなかなかの豪華メンバー(自画自賛)。
なかでも小林美香さんの「写真のバックストーリー」は一番人気(アクセスが急上昇する)。
小林さんご自身のブログに執筆についての経緯が書かれています。
小林さんのセレクションではなく当方の勝手な指定作品を次々と、それも月2回も手際よくさばいてゆく、毎回驚きの原稿ですが、その秘密が可愛い赤ちゃんの子育てにあったとは。
考えてみれば納得で、八面六臂の活躍を続けていた小林さんが、子育て休暇に入り、否応なく外出もままならぬ、外の仕事が大幅に減ってしまった。
おかげで、ときの忘れもののささやかなブログが多いに充実してきたという次第です。
3月に開催した「究極のポータブル・ミュージアム―60年代のN.Y.を駆けた30人のアーティスト“The New York Collection for Stockholm”」はおかげさまで好評でしたが、あのコレクションのそもそもの仕掛け人がロバート・ラウシェンバーグでした。
ときの忘れものでは、明日から「Robert RAUSCHENBERG Exhibition ロバート・ラウシェンバーグ展 -Tribute 21- Part1」を開催します。
会期:2012年4月13日[金]―4月21日[土](会期中無休)
ロバート・ラウシェンバーグは、1953年にオブジェと抽象表現主義風の絵を組み合わせた「コンバイン・ペインティング」を制作し、一躍名をあげます。 1954年にジャスパー・ジョーンズと知り合い、戦前のダダイズムに用いられたオブジェを復活させたことから、2人は「ネオ・ダダ(新しいダダイズム)」とよばれました。ウォーホルより一足先にキャンバスに写真を転写する「シルクスクリーン・ペインティング」の制作を開始し、ポップ・アートの先駆者として、1960年代以降の美術に多大な影響を与えました。
1984年に、世界の芸術家と共同制作して展覧会を行なう「ラウシェンバーグ海外文化交流」(ROCI=ロッキー)を設立し、長年にわたって芸術を通して異なる民族・文化間の平和と理解に貢献しました。
今回展示する22点組の〈Tribute 21〉は、生涯を通して世界の文化に重要な貢献を行ない、21世紀に建設的な影響を与える23人に寄せたオマージュ連作です。
-平和-ミハイル・ゴルバチョフ
-音楽-ジョン・ケージ
-映画-スチーブン・スピルバーグ
-子供達-オードリー・ヘップバーン
-保健-マチルダ・クリム博士
-テクノロジー-ビル・ゲイツ
-ダンス-ジャック・ダンボワ、トリシャ・ブラウン
-建築-R. バックミンスター・フラー
-ファッション-三宅一生
-自然-ジャック・クストー
-労働-レーン・カークランド
-教育-ム・ヘンソン
-環境-アル・ゴア
-宇宙-カール・セーガン
-コミュニケーション-テッド・ターナー
-文学-トニ・モリソン
-人権-ネルソン・マンデラ
-民族文化- ダライ・ラマ
-芸術-ドミニク・デ・メニル
-演劇-レイチェル・ローゼンタール
-スポーツ- ボニー・ブレア)
今回はPart 1として10点を展示します。
「Peace」-平和- ミハイル・ゴルバチョフ
1994年
オフセット・リトグラフ
122.0×80.0cm
Ed.50
サインあり
「Music」-音楽- ジョン・ケージ
1994年
オフセット・リトグラフ
122.0×80.0cm
Ed.50
サインあり
「Children」-子供達- オードリー・ヘップバーン
1994年
オフセット・リトグラフ
122.0×80.0cm
Ed.50
サインあり
「Technology」-テクノロジー- ビル・ゲイツ
1994年
オフセット・リトグラフ
122.0×80.0cm
Ed.50
サインあり
「Dance」-ダンス- ジャック・ダンボワ、トリシャ・ブラウン
1994年
オフセット・リトグラフ
122.0×80.0cm
Ed.50
サインあり
「Fashion」-ファッション- 三宅一生
1994年
オフセット・リトグラフ
122.0×80.0cm
Ed.50
サインあり
「Environment」-環境- アル・ゴア
1994年
オフセット・リトグラフ
122.0×80.0cm
Ed.50
サインあり
「Space」-宇宙- カール・セーガン
1994年
オフセット・リトグラフ
122.0×80.0cm
Ed.50
サインあり
「Human right」-人権- ネルソン・マンデラ
1994年
オフセット・リトグラフ
122.0×80.0cm
Ed.50
サインあり
「cultures」-民族文化- ダライ・ラマ
1994年
オフセット・リトグラフ
122.0×80.0cm
Ed.50
サインあり
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
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