三日間にわたる内装工事が終了し、Kさん兄弟は仙台に戻ってゆかれました。
休む間もなく仕事が待っている、震災復興の仕事で目のまわるような忙しさらしい。
新しい空間は、ほんの少し壁面を移動しただけなのですが、狭苦しさが解消され、作家の皆さんにとっては展示しやすくなったと思います。
緊張感あふれるホワイトキューブもいいけれど、亭主はかねがね、お客さまにはお茶でものみながら画廊でのんびり過ごしてもらいたいと思っています。
8日(火)から通常の営業に戻りますので、どうぞ皆さんお出かけください。

さてART KYOTO 2012が無事終わりましたが、お買い上げになった方への納品や、芳名簿や名詞の整理など後始末が残っています。
初めての方、昨年に続いていらっしゃってくださった方、ネットでお名前は存じ上げていたのですがお会いしたのは初めての方、などなど。記憶の鮮明なうちにメモしておきましょう。

会期中は亭主は全くネットの発信はできず、お読みいただいた通り、すべて新人・新澤にまかせてしまいました。
度胸がいいというか、知らない強みというか、自分の好きなものを撮影し、コメントしたのは新人としては上々、亭主の負担が軽くなりホッとしています。
とは言え、彼の選んだブースはすべて第一会場の国立京都国際会館のブースのみ。
第二会場のホテルモントレはなぜかレポートがない。
遅ればせながら亭主の見た第二会場のベスト2をご紹介します。

作家のレベルもよく、ホテルの狭い部屋というハンデを逆手にとって完璧に小展示場として演出に成功したのは、東京から出展したArt-U roomさんです。
フィンランドの作家Anu Tuominenの作品展示ですが、ベッドの上に並べた細長い木の板が心憎い。北欧の静謐な湖水や森林を思い浮かべてしまうほど素晴らしい展示でした。
文句なく今回のNo.1
アートルームU3アートルームU2

アートルームU1

そこが宿泊のためのプライベート空間であることを忘れさせてしまうのが上掲のArt-U roomさんの展示でしたが、逆にそこに生身の人間が寝ているまんまをさりげなく、しかも決して不潔感を感じさせない展示をしたのが、やはり東京から出展したZen Foto Galleryさんです。
タオル、枕、風呂のカーテンを無造作(風)に使うセンスはオーナーのマーク・ピアソンさんの面目躍如、ヨーロッパのホテル生活が身についている感覚ですね。
こういう展示は日本人には無理だよなあ・・・・・・
脱帽です。
禅フォト2禅フォト1

禅フォト3

以上二画廊の展示、亭主が勝手に選んだ2012年の最優秀ブースであります。
出展した画廊の皆さん、お疲れさまでした。
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