このブログは一年365日、毎日更新しています。
毎日午前零時に「更新予約」をセットしているのですが、この歳になるとぼけてきてまして、昨日は日を間違えてセットしてしまった。
夜中にトイレに起きてふとパソコンをのぞくと、あらら前日のままではないか。
真夜中の愛読者の皆さん、昨夜は失礼いたしました。

アンリ・カルティエ=ブレッソンとロベール・ドアノー写真展展」は本日が最終日です。
熱心なお客様が多く、30分以上の長期滞在者が日に何人もいらっしゃる。
昔からときの忘れものはお客様をほっておくので(しばしば無愛想だ、つれない、などとご批判いただいていますが)どんなに長くいらっしゃってもこちらから話しかけることはめったにありません。
もっとも「話しかけてオーラ」が出ているときは遠慮なく「いかがですか」と言いますが。

最近は必要な本はネットで注文することが多い。
久しぶりに昨日本屋に行き、じっくり棚を眺めまわしました。
いやあるある、知らない本が(単に情報に疎いだけですが)。
やっぱリアルは大切ですね。
藤森照信、安藤忠雄、須川まきこ、浜矩子、由良君美、佐藤卓己などなど、こんな本が出ていたのかと、ついつい手を伸ばし締めて2万円。領収書は社長のご機嫌のいいときにそっと出そう。

建築家のドローイングや版画をこよなく愛する亭主としては、先日(光嶋裕介展)のような場外大ホームランがあると有頂天になり、ついつい心も財布も緩んでくる。
社長は冷ややかに見ているんですが・・・・

ときの忘れものの定番ル・コルビュジエはロングセラーの人気で、問合せが絶えません。
困るのがこれほどの高い人気で、20世紀を代表するアーティストでありながら、その版画作品の資料が非常に少ないことです。
完璧なレゾネ(作品総目録)が出ていないことが先ず問題で、ル・コルビュジエがいったい生涯でどのくらいの版画を制作したのかがいまいちわからない。
総数も不明なら、個別の作品に関しても、限定部数(刷り部数)がいくらかも不明なものが少なくない。
サインもあるもと、無いものと・・・・

本日ご紹介するのは、珍しくデータが明確(タイトル、制作年、限定部数)で、サインもされている、まことに貴重かつ希少な作品です。
corbusier_27_practice
ル・コルビュジェ
《彫刻の習作》
1964
カラー石版
51.5x41.0cm
Ed.200
サインあり

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