とうとう大晦日、2012年もお別れです。
瑛九展で開け、松本竣介展で暮れる、亭主にとっては原点ともいいえる作家の展覧会で終始できたありがたい一年でした。
CIMG4319無事、年の瀬を迎えることができたのは、お客様、作家の方々、取引先の皆さんのご協力のおかげです。
ほんとうにありがとうございました。
画廊は1月7日(月)まで休廊しますが、このブログは年中無休、お正月もずっと更新し続けます。
もちろん社長も亭主もスタッフものんびりお休みさせていただきますが、作家の皆さん、執筆者の皆さんから既に原稿をいただいてブログに予約してあります。

亭主の個人的感懐ですが、今年最後の松本竣介展(前期)で嬉しかったのは、先日も自慢したように竣介の唯一と思われる版画作品を展示できたことです。
11
11)松本竣介
《作品》
孔版画
イメージサイズ:17.4x13.0cm
シートサイズ:25.3x18.0cm

ご承知の通り、亭主は画商としては版画育ちです。
1974年ひょんなことから「現代版画センター」を創立し、画商としてのスタートを切りました。
法学部出身で、画廊勤務の経験もなく、全くの素人から入ったのですが、好きな本の世界に連動する「版画」こそが、亭主が美術界を生き抜くことができたた原動力でした。

バブル崩壊後、美術市況はどん底で、今年も撤退する画廊が少なくありませんでした。
従来の商売の仕方ではなかなかうまく回転しません。
ときの忘れものは亭主の二人の息子が10数年前の早い時期にネットの効用を熱心に口説き、構築してくれたおかげで、いまではホームページは5,000ページにもなり、ネットを通じてのお買い上げも飛躍的に増えました。
このブログもありがたいことに毎日200人から500人の方がお読みになっています。
毎日更新を続けられるのは素晴らしいエッセイを寄せてくださる執筆者たちのおかげです。

◆現在、定期的にブログにエッセイを連載されているのは以下の6人の皆さんですが、今年は内田樹さん、堀江敏幸さん、山下裕二さん、四谷シモンさんなどにも素晴らしいエッセイを執筆していただき感激しました。

 土渕信彦さんのエッセイ「瀧口修造の箱舟」は毎月5日の更新です。

 植田実さんのエッセイ「美術展のおこぼれ」は、毎月数回、更新は随時行います。
 同じく植田実さんの「生きているTATEMONO 松本竣介を読む」は毎月15日の更新です。

 小林美香さんのエッセイ「写真のバックストーリー」は毎月10日と25日の更新です。

 
飯沢耕太郎さんのエッセイ「日本の写真家たち」は、更新は随時行います。

 荒井由泰さんのエッセイ「マイコレクション物語」は、毎月11日に更新します。

 井桁裕子さんのエッセイ「私の人形制作」は毎月20日の更新です。

今までの主なエッセイのバックナンバーはコチラをクリックしてください。

◆ブログには今まで大勢の皆さんに寄稿していただきました。
当初はこんなにも大勢の皆さんに執筆していただけるとは思っていなかったので、目次作成(カテゴリー設定)を怠ってしまい、いま過去のブログから執筆者の皆さんのエッセイを発掘する作業を進めています。
まだ漏れている目次もありますが、とりあえず判明している40数名の方のエッセイをご紹介しましょう(一部転載や再録を含む)。

浅野智子のエッセイ (3)
荒井由泰のエッセイ (10)
飯沢耕太郎のエッセイ (8)
池上ちかこのエッセイ (19)
井桁裕子のエッセイ (46)
石鍋博子のエッセイ (1)
石原輝雄のエッセイ (4)
磯崎新のエッセイ
今村創平のエッセイ (1)
井村治樹のエッセイ (15)
植田実のエッセイ (64)
植田実「生きているTATEMONO 松本竣介を読む」 (8)
内田樹のエッセイ (1)
大竹昭子のエッセイ (17)
大倉宏のエッセイ (1)
太田岳人のエッセイ (1)
大谷省吾のエッセイ (4)
尾形一郎・優のエッセイ (11)
金平茂紀のエッセイ (1)
君島彩子のエッセイ (6)
小泉清のエッセイ (1)
光嶋裕介のエッセイ (10)
小林美香のエッセイ (33)
木村理恵子のエッセイ (4)
桑原規子のエッセイ (1)
佐伯修のエッセイ (1)
三辺律子のエッセイ (1)
瀧沢恭司のエッセイ (1)
土渕信彦のエッセイ (4)
トゥルーリ・オカモチェクのエッセイ (1)
中川美香のエッセイ (3)
中島秀雄のエッセイ (5)
中村惠一のエッセイ (4)
西村智弘のエッセイ (3)
浜田宏司のエッセイ (3)
原茂のエッセイ (35)
深野一朗のエッセイ (7)
堀江敏幸のエッセイ (1)
宮脇愛子のエッセイ (9)
山口由美のエッセイ (4)
山下裕二のエッセイ (1)
山田陽のエッセイ (17)
四谷シモンのエッセイ
若宮綾子のエッセイ
渡辺貴子のエッセイ
S氏のエッセイ (3)

その他「コレクターの声」もお読みください。

新春はフレッシュな作家たちのメッセージをお届けするとともに、新たな執筆陣も加わり、豊かな美術情報、エッセイを発信してまいります。
お楽しみに。

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