今、東京・南青山の画廊 “ ときの忘れもの ” で 『 瀧口修造展 ‐Ⅰ』 が開催中である。この案内状を見ただけでも、いかにこの詩人の展覧会が見るに値するかが分かるだろう。瀧口修造は描く詩人でもあった。これはインクや水彩で描く詩である。紙とインクと水彩とが、今までに見たこともない新しい関係を結んでいるのである。詩が詩である所以とは、この新しい関係の発見であるに違いない。また、美とは、この新しい関係のことである。どうしてこの絵を新しい関係、というのか? この絵が美しいからである。原初、詩というものは美しいのである。世界はこの美というものによって、いっそう豊かになるのである。たった一枚の絵から世界が、または、わたくし自身が開闢してもいいのである。(新潟の酒井さんのブログより)
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メカス日本日記の会の木下哲夫さんから、<東松さんの奥さんから連絡があり、急に添付ファイルのような催しをすることになったけれども、参加者の集め方がわからないので協力してほしいとのことでした。ときの忘れもののブログで、琢郎くんのお師匠さんに関連する催してとして紹介してもらえると助かります。>というメールが入りました。
野口琢郎さんの一昨年の個展は、ときの忘れものの歴史に残る大ヒットでした。
野口さんは一躍人気作家になり、先日開催された大阪の個展でも売れ行きが相当良かったらしい(めでたい!)。
ときの忘れものと野口さんのそもそもの縁は、2002年8月の「東松照明写真展 アッサラーム・アレクイン」にさかのぼります。
ペシャワール会の中村哲医師を支援する東松さんの写真展を木下さんたちが組織したとき、広報をときの忘れものが担当しました。
亭主は●い羽根とか、収益の「一部」をチャリティするとかの話は生理的に嫌いですが、このとき東松さんが無償で作品と絵葉書を提供し、木下さんたちもすべて手弁当、収入には一銭も手をつけず、「全額を、直接、ペシャワール会に送金」するという心意気に感じて手伝いました。
木下さんが長崎の東松さんの家に行ったとき、書生(?)をしていたのが野口さんでした。
やがて京都に戻り画家を志した野口さんを、木下さんがときの忘れものに連れてきたという次第です。
2月に横浜で開催されるワークショップのご紹介です。
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「東松照明 写真のつくり方。」参加者募集中!
Photoshopのシンプルな機能を使って
「東松照明の写真のつくり方」を体験してみよう
今回、フォト横浜のパートナーイベントとして、CP+2014の会場にてPhotoshopを使ってのレタッチ教室を開催いたします。
東松照明氏と共に写真を作り上げてきたパートナーの東松泰子さんを講師に迎え、氏の表現に対するこだわりや、どのように写真作品を作ってきたかなど、それまでの貴重な話を交えながら、氏のレタッチの方法に従って、自分の作品を作っていくワークショップです。
それ以外にも写真家石川直樹さんによる「東松照明を語る」トークショーや、石川さんによる参加者の作品に対する講評、カメラ雑誌でおなじみの写真批評家上野修さんの東松泰子さんへのインタビューによる、名作が生み出されるまでの印象深いエピソードを語っていただきます。
あなたが撮った写真を、レタッチを重ねて、自分の思いを込めた最高の作品をつくりましょう!
日時:2014年2月13日(木)~2月16日(日)
[クラス1] 2月13日(木)10:00~18:00 2月14日(金) 10:00~18:00
[クラス2] 2月15日(土)10:00~18:00 2月16日(日) 10:00~17:00
定員:各クラス10名場所:パシフィコ横浜(CP+会場内)
〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい1-1-1
参加費:25,000円(税込)
持参するもの:
・写真データ30点とそれをすべてL判~2L判にプリントした写真(データは可能であればRAW
で撮影してTIFF変換したもの)
・Photoshopで編集後のデータを持ち帰るためのUSB、メモリーカード等
・筆記用具
詳しい申し込み方法はコチラをご覧ください。
◆東松照明 プロフィール
1930年 名古屋市に生まれる
1950年 写真を撮り始める
・
・
・
2002年 72歳でPhotoshopを使いはじめる
写真家は、医師のごとく治療するではなく、弁護士のごとく弁護するでなく、学者のごとく分析もせず、神父のごとく支えるでなく、落語家のごとく笑わせもせず、歌手のごとく酔わせもせず、ただみるだけだ。それでよい。いや、それしかない。写真家は見ることがすべてだ。だから写真家は徹頭徹尾見つづけねばならぬのだ。対象を真正面から見据え、全身を目にして世界と向き合う、見ることに賭ける人間、それが写真家なのだ。(「太陽の鉛筆」より抜粋)
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メカス日本日記の会の木下哲夫さんから、<東松さんの奥さんから連絡があり、急に添付ファイルのような催しをすることになったけれども、参加者の集め方がわからないので協力してほしいとのことでした。ときの忘れもののブログで、琢郎くんのお師匠さんに関連する催してとして紹介してもらえると助かります。>というメールが入りました。野口琢郎さんの一昨年の個展は、ときの忘れものの歴史に残る大ヒットでした。
野口さんは一躍人気作家になり、先日開催された大阪の個展でも売れ行きが相当良かったらしい(めでたい!)。
ときの忘れものと野口さんのそもそもの縁は、2002年8月の「東松照明写真展 アッサラーム・アレクイン」にさかのぼります。
ペシャワール会の中村哲医師を支援する東松さんの写真展を木下さんたちが組織したとき、広報をときの忘れものが担当しました。
亭主は●い羽根とか、収益の「一部」をチャリティするとかの話は生理的に嫌いですが、このとき東松さんが無償で作品と絵葉書を提供し、木下さんたちもすべて手弁当、収入には一銭も手をつけず、「全額を、直接、ペシャワール会に送金」するという心意気に感じて手伝いました。
木下さんが長崎の東松さんの家に行ったとき、書生(?)をしていたのが野口さんでした。
やがて京都に戻り画家を志した野口さんを、木下さんがときの忘れものに連れてきたという次第です。
2月に横浜で開催されるワークショップのご紹介です。
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「東松照明 写真のつくり方。」参加者募集中!
Photoshopのシンプルな機能を使って
「東松照明の写真のつくり方」を体験してみよう
今回、フォト横浜のパートナーイベントとして、CP+2014の会場にてPhotoshopを使ってのレタッチ教室を開催いたします。
東松照明氏と共に写真を作り上げてきたパートナーの東松泰子さんを講師に迎え、氏の表現に対するこだわりや、どのように写真作品を作ってきたかなど、それまでの貴重な話を交えながら、氏のレタッチの方法に従って、自分の作品を作っていくワークショップです。
それ以外にも写真家石川直樹さんによる「東松照明を語る」トークショーや、石川さんによる参加者の作品に対する講評、カメラ雑誌でおなじみの写真批評家上野修さんの東松泰子さんへのインタビューによる、名作が生み出されるまでの印象深いエピソードを語っていただきます。
あなたが撮った写真を、レタッチを重ねて、自分の思いを込めた最高の作品をつくりましょう!
日時:2014年2月13日(木)~2月16日(日)
[クラス1] 2月13日(木)10:00~18:00 2月14日(金) 10:00~18:00
[クラス2] 2月15日(土)10:00~18:00 2月16日(日) 10:00~17:00
定員:各クラス10名場所:パシフィコ横浜(CP+会場内)
〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい1-1-1
参加費:25,000円(税込)
持参するもの:
・写真データ30点とそれをすべてL判~2L判にプリントした写真(データは可能であればRAW
で撮影してTIFF変換したもの)
・Photoshopで編集後のデータを持ち帰るためのUSB、メモリーカード等
・筆記用具
詳しい申し込み方法はコチラをご覧ください。
◆東松照明 プロフィール
1930年 名古屋市に生まれる
1950年 写真を撮り始める
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2002年 72歳でPhotoshopを使いはじめる
写真家は、医師のごとく治療するではなく、弁護士のごとく弁護するでなく、学者のごとく分析もせず、神父のごとく支えるでなく、落語家のごとく笑わせもせず、歌手のごとく酔わせもせず、ただみるだけだ。それでよい。いや、それしかない。写真家は見ることがすべてだ。だから写真家は徹頭徹尾見つづけねばならぬのだ。対象を真正面から見据え、全身を目にして世界と向き合う、見ることに賭ける人間、それが写真家なのだ。(「太陽の鉛筆」より抜粋)
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