<今日の夕方は妻とときの忘れものに。現在開催中なのはコレクターの所蔵品展。日本にウォーホルを紹介するに当たって重要な役割を果たしたコレクターの方とのことで、ウォーホルだけではなく同時代の様々なアーティストの作品が展示されている。
とはいえ、先日森美術館での大回顧展を見てきたばかりでもあり、目を惹くのはやはりウォーホルの作品。ギャラリーで間近に見る作品は、美術館で見る作品とはやはり迫力が違う。今日も扉を開けて最初に目に入ってきたマリリン・モンローにやられてしまった。美術館のキュレーションが美術史の一部だとしたら、ギャラリーで見るのはもっと生々しい個人史のようなもの。そういう個人的な雰囲気の中、ウォーホルの大作をゆったり眺められるというのは何とも贅沢だ。>
(林光一郎さんのブログより)
昨日「わが友ウォーホル~X氏コレクションより」が終了しました。
たくさんの方にご来廊いただきありがとうございました。
ウォーホルなど高額なものが多かったのですが、大枚はたいてお買い上げくださった国内外のお客様たちには心より感謝いたします。
嬉しいことに、亭主が企画した1983年の「アンディ・ウォーホル全国展 1983~1984」にからんで思わぬ再会もありました。
あのとき世間に衝撃を与えた「巨大地下空間とアンディ・ウォーホル展」の会場となった宇都宮市大谷の屏風岩石材店のオーナー故・渡辺興平さんの奥様がユーチューブで私どもを知り、ときの忘れものを探しまわって来廊され、実に30年ぶりにお目にかかることができました。

「巨大地下空間とウォーホル展」
会場写真(村井修撮影)
会期:1983年7月24日~8月20日
最終日の昨日は寺山修司さんの義弟寺山偏陸さんがわざわざ足を運んでくださいました。
4日には三沢の寺山修司記念館のイベント、5日には九條今日子さんの葬儀の喪主を務めたばかりでお忙しいのに恐縮してしまいました。


5月4日の信濃町の千日谷会堂でのお通夜には、篠田正浩さん、山田太一さん、ファイティング原田さん、康芳夫さん、萩原朔美さんなど多くの方が参列されました。

若き日の九條さんの遺影

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さて、4月から始まった京都の(世界の)マン・レイ・イスト石原輝雄さんの新連載「マン・レイへの写真日記」はいかがでしょうか。
毎月5日の更新で約一年間の連載を予定していますが、その石原さんの何度目かのコレクションが京都きっての老舗画廊galerie 16で開催されています。


「光の時代
レイヨグラフを中心とした
マン・レイと三條廣道辺り」
会期:2014年4月29日[火・祝]―5月10日[土]
会場:galerie 16
時間:12:00-19:00(日曜日・最終日は18:00まで)
マン・レイのタイプ原稿を持ち帰った演出家、レイヨグラフを著書の挿画に使った詩人――昭和初期の日仏交流史を跡づける資料と、「エレクトリシテ」を含むレイヨグラフや、ヴィンテージの肖像写真といったマン・レイ作品など約50点を展示しています。
石原さんのすごいところは、マン・レイのものを何から何まで集めることはもちろん、その集めた作品・資料を公開し、その公開の全工程を手作り本(カタログ)に仕上げて(これが素晴らしい造本!)限定で頒布していることです。
無理を言って少しわけてもらいましたので、ご希望の方は「ときの忘れもの」までお申し込みください。
『光の時代
レイヨグラフを中心とした
マン・レイと三條廣道辺り』カタログ
2014年
銀紙書房 発行
12ページ
21.0x14.8cm
執筆:石原輝雄
出品目録51点
価格:500円(税込) ※送料別途250円
展覧会『光の時代 レイヨグラフを中心とした、マン・レイと三條廣道辺り』のカタログが完成しました。展覧会の意図と展示への思いを「レイヨグラフと三條廣道辺り」と題して綴り、出品目録51点(図10)を表記すると共に、マン・レイ、中西武夫、俵青茅、天野隆一の四氏について簡単な紹介をしました。表紙A-プラン71.5kg 本文47.5kg、銀紙書房による小部数手作りカタログです。海外のマン・レイ・ファンを対象に英語版も作成しましたが、スペースの関係で、出品目録の表記は日本語版より詳しくなっています。尚、実費負担500円でお渡ししたいと思っています。わたしとしては、両方、お手許に置かれるのをお薦めします。
(石原輝雄さんのブログ「マン・レイと余白で」4月13日付記事より転載)
とはいえ、先日森美術館での大回顧展を見てきたばかりでもあり、目を惹くのはやはりウォーホルの作品。ギャラリーで間近に見る作品は、美術館で見る作品とはやはり迫力が違う。今日も扉を開けて最初に目に入ってきたマリリン・モンローにやられてしまった。美術館のキュレーションが美術史の一部だとしたら、ギャラリーで見るのはもっと生々しい個人史のようなもの。そういう個人的な雰囲気の中、ウォーホルの大作をゆったり眺められるというのは何とも贅沢だ。>
(林光一郎さんのブログより)
昨日「わが友ウォーホル~X氏コレクションより」が終了しました。
たくさんの方にご来廊いただきありがとうございました。
ウォーホルなど高額なものが多かったのですが、大枚はたいてお買い上げくださった国内外のお客様たちには心より感謝いたします。
嬉しいことに、亭主が企画した1983年の「アンディ・ウォーホル全国展 1983~1984」にからんで思わぬ再会もありました。
あのとき世間に衝撃を与えた「巨大地下空間とアンディ・ウォーホル展」の会場となった宇都宮市大谷の屏風岩石材店のオーナー故・渡辺興平さんの奥様がユーチューブで私どもを知り、ときの忘れものを探しまわって来廊され、実に30年ぶりにお目にかかることができました。

「巨大地下空間とウォーホル展」
会場写真(村井修撮影)
会期:1983年7月24日~8月20日
最終日の昨日は寺山修司さんの義弟寺山偏陸さんがわざわざ足を運んでくださいました。
4日には三沢の寺山修司記念館のイベント、5日には九條今日子さんの葬儀の喪主を務めたばかりでお忙しいのに恐縮してしまいました。


5月4日の信濃町の千日谷会堂でのお通夜には、篠田正浩さん、山田太一さん、ファイティング原田さん、康芳夫さん、萩原朔美さんなど多くの方が参列されました。

若き日の九條さんの遺影

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さて、4月から始まった京都の(世界の)マン・レイ・イスト石原輝雄さんの新連載「マン・レイへの写真日記」はいかがでしょうか。
毎月5日の更新で約一年間の連載を予定していますが、その石原さんの何度目かのコレクションが京都きっての老舗画廊galerie 16で開催されています。


「光の時代
レイヨグラフを中心とした
マン・レイと三條廣道辺り」
会期:2014年4月29日[火・祝]―5月10日[土]
会場:galerie 16
時間:12:00-19:00(日曜日・最終日は18:00まで)
マン・レイのタイプ原稿を持ち帰った演出家、レイヨグラフを著書の挿画に使った詩人――昭和初期の日仏交流史を跡づける資料と、「エレクトリシテ」を含むレイヨグラフや、ヴィンテージの肖像写真といったマン・レイ作品など約50点を展示しています。
石原さんのすごいところは、マン・レイのものを何から何まで集めることはもちろん、その集めた作品・資料を公開し、その公開の全工程を手作り本(カタログ)に仕上げて(これが素晴らしい造本!)限定で頒布していることです。
無理を言って少しわけてもらいましたので、ご希望の方は「ときの忘れもの」までお申し込みください。
『光の時代レイヨグラフを中心とした
マン・レイと三條廣道辺り』カタログ
2014年
銀紙書房 発行
12ページ
21.0x14.8cm
執筆:石原輝雄
出品目録51点
価格:500円(税込) ※送料別途250円
展覧会『光の時代 レイヨグラフを中心とした、マン・レイと三條廣道辺り』のカタログが完成しました。展覧会の意図と展示への思いを「レイヨグラフと三條廣道辺り」と題して綴り、出品目録51点(図10)を表記すると共に、マン・レイ、中西武夫、俵青茅、天野隆一の四氏について簡単な紹介をしました。表紙A-プラン71.5kg 本文47.5kg、銀紙書房による小部数手作りカタログです。海外のマン・レイ・ファンを対象に英語版も作成しましたが、スペースの関係で、出品目録の表記は日本語版より詳しくなっています。尚、実費負担500円でお渡ししたいと思っています。わたしとしては、両方、お手許に置かれるのをお薦めします。
(石原輝雄さんのブログ「マン・レイと余白で」4月13日付記事より転載)
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