Akiko OTAKE becomes a member of the book review committee at Asashi Newspaper

<今月から2年間、朝日新聞の書評委員を務めることになり、一昨日5日には最初の一本が載りました。ジュディ・バドニッツ著(岸本佐知子訳)『元気で大きいアメリカの赤ちゃん』です。
小説の読者が減っているとのことなので小説を中心に、特に外国文学を応援できればと思ってます。読者がいなくなって翻訳がされなくなるのは、あまりに寂しいですから。
『週刊新潮』が月2本で、それと合わせると今月はなんと5本も書くという事態となり、まるで「本の殉教者」という感じですが、なんとか最後まで駆け抜けようと思います!(2015.4.7)>

大竹昭子のカタリココより)

ときの忘れもののブログでも長期連載していただいている大竹昭子さんが、今度は部数数百万部の大新聞の書評委員に就任されました。
週刊新潮の書評も引き受けてらっしゃるから、まさに多忙な「本の殉教者」!
健康にだけは気をつけていただきたいですね。

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「具体の作家たち」展も終わり、次回「西村多美子写真展 実存―状況劇場1968-69」までの10日間ほどは壁面には画廊コレクション(森村泰昌、ピーター・ビアード、植田正治、小野隆生、オノサト・トシノブ、瀧口修造、恩地孝四郎、駒井哲郎、etc.,)を展示していますが、床は大小さまざまは荷物で戦場のごとき有様です。
「具体」展で売れた作品の梱包作業が先ずあり、次には二階事務スペースの大幅なレイアウト変更のためにいったん二階から机、棚、作品、書籍・資料など大量の荷物を降ろします。
どうぞご来廊の皆様には、物置または引越し作業中などとお間違いなされませんように・・・

ブログは相変わらず毎日更新ですのでどうぞご愛読ください。

●今日のお勧めは大竹昭子さんのニューヨークシリーズです。
01_otake_07_a-171大竹昭子
「A街171番地」
1980-82年撮影(2012年プリント)
ゼラチンシルバープリント
イメージサイズ:31.6x47.0cm
シートサイズ:41.0x50.8cm
Ed.10 サインあり


02_otake_11_syouboushi大竹昭子
「消防士」
1980-82年撮影(2012年プリント)
ゼラチンシルバープリント
イメージサイズ:31.6x47.0cm
シートサイズ:41.0x50.8cm
Ed.10 サインあり


03_otake_14_BILLY大竹昭子
「BILLY」
1980-82年撮影(2012年プリント)
ゼラチンシルバープリント
イメージサイズ:31.6x47.0cm
シートサイズ:41.0x50.8cm
Ed.10 サインあり


04_otake_02_Staten-Island-Ferry大竹昭子
「スタッテンアイランド・フェリー」
1980-82年撮影(2012年プリント)
ゼラチンシルバープリント
イメージサイズ:31.6x47.0cm
シートサイズ:41.0x50.8cm
Ed.10 サインあり


05_otake_13_haikyo大竹昭子
「廃墟」
1980-82年撮影(2012年プリント)
ゼラチンシルバープリント
イメージサイズ:47.0x31.6cm
シートサイズ:50.8x41.0cm
Ed.10 サインあり


●ときの忘れもののブログ連載をまとめた本もぜひご購読ください
NY1980大竹昭子写真集『NY1980』
2012年
赤々舎 発行
109ページ
20.5x15.7cm
税込2,484円 
※送料別途250円

テキスト:大竹昭子(ときの忘れものWEB連載エッセイ「レンズ通り午前零時」に加筆・修正+書き下ろし)
デザイン:五十嵐哲夫
※著者サイン入り

「撮るわたし」と「書くわたし」を育んだ80年代のニューヨークへ!
鋼鉄のビルが落とす鋭い影、ストリートにあふれるグラフィティー。
30年前、混沌のニューヨークへ渡り、カメラを手に街へ、世界へと歩きだした。生のエネルギーを呼吸し、存在の謎と対峙する眼。
ジャンルを超えて活躍する著者が、写真と言葉の回路を解き明かした重要な一冊。

そこに通っているのは一本のレンズ通りである。虚構と現実をつなぐこの通りこそが、過去といまと未来を接続するラインなのであり、それをつかみとることに生のリアリティーがあるのを強く確信したのだった。(本文より)

●大竹さんが2013年から連載している「迷走写真館~一枚の写真に目を凝らす」は毎月1日の更新です。