11月28日より開催する「戦後の前衛美術'50~'70 PartII S氏&F氏コレクションより」の出品作品を順次ご紹介します。

作品の詳細、コンディション等については遠慮なくお問い合わせください。
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相笠昌義ロットNo.1
相笠昌義
「動物園にて、サイをみる人」

1977年
エッチング、アクアチント
Image size: 30.0x47.0cm
E.A.(Ed.60)
サインあり


■相笠昌義 Masayoshi AIGASA(1939-)
東京都に生まれる。1962年に東京芸術大学を卒業。1960年代は版画やコラージュを中心に制作。1970年油彩による制作を再開する。街角や動物園、公園など、そこで繰り広げられる何気ない日常生活の場面を描いた一連の作品で、独自の世界を築き上げる。その後も「日常生活」をテーマに家族、外国の街角や観光地など、新たな視点を取り入れつつ、現代社会に生きるさまざまな人間模様を描き続けている。

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朝倉摂ロットNo.2
朝倉摂
「シラノ・ド・ベルジュラック」

2008年
油彩
14.5x10.0cm
サインあり


■朝倉摂 Setsu ASAKURA(1922-2014)
1922年東京都に生まれる。伊東深水に師事し、当初は日本画を学ぶ。1942年から福田豊四郎や吉岡堅二らによる在野の新美術人協会に参加。その流れから戦後は創造美術に参加する。力強い人物群像から次第に抽象的作風に展開していく。また日本国際美術展や現代日本美術展に毎回出品する傍ら小説や絵本の挿絵なども手がけた。1970年新制作協会を退会し、ロックフェラー財団の奨学生として渡米。舞台美術での活動もめざましく、テアトロ演劇賞、日本映画アカデミー賞などを受賞。海外での舞台美術の仕事でも知られる。
創造性に富んだ舞台美術を手掛け、演劇や歌舞伎、オペラなど幅広い分野で活躍。代表作に「にごり江」(蜷川幸雄氏演出)、「ヤマトタケル」(三代目市川猿之助氏演出)などがある。

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粟津潔ロットNo.3
粟津潔
(作品)

1980年
シルクスクリーン
Image size: 39.0x35.5cm
Ed.30
サインあり


■粟津潔 Kiyoshi AWAZU(1929-2009)
1929年東京生まれ。法政大学中退。1955年日本宣伝美術会展、日宣美賞を受賞して注目を浴びる。1958年世界フィルムポスターコンペフランス最優秀賞。1960年建築家たちと「メタボリズム」を結成。1966年毎日産業デザイン賞。1969年映画近松門左衛門の「心中天網島」の美術で伊藤喜朔賞。
1970年ワルシャワ・国際ポスター・ビエンナーレ展銀賞及び特別賞。1975年「世界で最も美しい本の展覧会」グランプリ。1980年映画「夜叉ヶ池」日本映画アカデミー最優秀美術賞。1990年紫綬褒章受章など次々と受賞し、現代日本を代表するグラフィック・デザイナーとして幅広く活躍した。

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池田龍雄ロットNo.4
池田龍雄
(作品)

シルクスクリーン
Image size: 35.5x36.0cm
Ed.50
サインあり


■池田龍雄 Tatsuo IKEDA(1928-)
1928年に佐賀県に生まれる。1948年多摩美術学校に入学。翌年安部公房、岡本太郎らのアヴァンギャルド芸術運動に参加する。1950年第2回読売アンデパンダン展に出品以降、ほぼ毎年出品する。1950年代には、社会問題への関心を高め、絵画によるルポルタージュの可能性を探り、炭鉱、内灘・立川などの基地闘争、水爆実験、日本の再軍備などをテーマとした作品を次々と発表し注目を集める。シュルレアリスムを根底にした社会諷刺性の強い作風から、1960年代には内的イメージの強い描写を深め、その後〈BRAHMAN〉シリーズなどの抽象的な平面作品や立体作品に移行する。1976年にはアメリカ・シカゴでのシュルレアリスム展に出品。

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池田満寿夫 S042ロットNo.5
池田満寿夫
「LOVE」

1980年
エッチング
Image size: 12.5x8.5cm
Ed.300
サインあり


池田満寿夫ロットNo.6
池田満寿夫
「花のある静物」

1981年
リトグラフ
Image size: 66.5x50.5cm
Ed.50
サインあり


池田満寿夫 S343ロットNo.7
池田満寿夫
「孤独」

1980年
リトグラフ(チョーク、溶きズミ)
Image size: 45.0x64.0cm
A.P. VIII/X
サインあり


■池田満寿夫 Masuo IKEDA(1934-1997)
1934年旧満州国生まれ。1945年、終戦により母と郷里の長野市に戻る。1952年高校を卒業し上京、版画家デビュー。1960年、62年、64年の東京国際版画ビエンナーレ展での連続受賞につづき、1966年の第33回ヴェネツィア・ビエンナーレでは版画部門の国際大賞を受賞。一躍、世界のスターへの道が開かれる。しかし高い評価に甘んじることなく常に自己変革による自由な変貌をくり返す。
その後も日本を代表する版画家として東京とニューヨークを拠点に制作を続けるかたわら、小説家としても活躍し1977年には芥川賞を受賞。帰国後は、熱海市に居を構え、作陶から立体造形への関心を深めるなど表現の幅を広げる。1997年、歿。

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伊藤憲治ロットNo.8
伊藤憲治
(作品)

1983年
シルクスクリーン
Image size: 8.7x11.4cm
サインあり


■伊藤憲治 Kenji ITO(1915-2001)
1915年東京都に生まれる。東京高等工芸学校(現千葉大学工学部)卒業。独自の明快な造形と色彩感覚で、ネオン広告から企業の商品マーク、書籍の装丁デザインまで手掛けた。代表作はキヤノンのロゴマークや光文社カッパノベルズのカバーデザインなど。ADC賞金賞を2度受賞したほか、1983年に紫綬褒章受章。
ブックデザインから新聞・雑誌広告、企業・商品マークまで手がける。1956年の毎日産業デザイン賞をはじめ受賞多数。

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猪熊弦一郎 F014ロットNo.9
猪熊弦一郎
「扉」

1978年
シルクスクリーン
Image size: 34.5x25.0cm
Ed.50
サインあり


猪熊弦一郎ロットNo.10
猪熊弦一郎
「シティピンク(2)」

1971年
シルクスクリーン
Image size: 45.0x60.5cm
E.A.
サインあり


■猪熊弦一郎 Genichiro INOKUMA(1902-1993)
1902年12月14日高松市に生まれ、丸亀市に転居。旧制丸亀中学校(現香川県立丸亀高等学校)卒業。1922年東京美術学校(現東京芸術大学)洋画科に入学、藤島武二に師事。 1926年「婦人像」で帝展初入選。その後「座像」で特選に選ばれるなどし、帝展無鑑査となるが、1936年帝展改組をきっかけに小磯良平、脇田和らと新制作派協会を創立する。 1938年フランスに渡り、アンリ・マティスに師事。1940年第二次世界大戦が勃発し、最後の避難船となった白山丸で帰国。1951年上野駅の壁画「自由」を制作。
慶應義塾大学大学ホールの壁画「デモクラシー」と名古屋丸栄ホテルホール壁画「愛の誕生」で第2回毎日芸術賞を受賞。白地に赤で有名な三越の包装紙「華ひらく」のデザインも猪熊である。 1955年ニューヨークに渡り、画風は抽象に一転する。マーク・ロスコ、イサム・ノグチ、ジョン・ケージ、ジャスパー・ジョーンズなどと交友する。1973年脳血栓で倒れてニューヨークを離れ、1975年からは温暖なハワイで毎年冬をすごしながら創作活動を続けた。

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井上公雄ロットNo.11
井上公雄
「景」

1997年
石彫
17.0x13.5x2.0cm
刻印、サインあり


■井上公雄 Kimio INOUE
山梨県に生まれる。石彫作家。30代から独学で彫刻の世界へ入り、1973年に二科展に初出品。モダンアート展で彫刻部門賞及び安田火災美術財団奨励賞を受賞。
八ヶ岳の麓にアトリエ兼ギャラリー「Space K.I」を構える。
公共施設のモニュメントを数多く手がける。
「あきないでやり続けられるのは『適職』、自分にしかできないのが『天職』。この職業が天職であるという使命感を持って日々生きている。」

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岩中徳次郎ロットNo.12
岩中徳次郎
「作品78-33」

1978年
油彩、キャンバス
58.0x58.0cm
額裏にサインあり


岩中徳次郎 S326ロットNo.13
岩中徳次郎
「Work75-32」

1975年
油彩、板
44.8x44.8cm
額裏にサインあり


■岩中徳次郎 Tokujiro IWANAKA(1897-1989)
和歌山県生まれ。1930年斉藤与里に師事する。小学校教諭を務める傍ら制作、発表を続ける。塊樹社展、東光会展、文展などに出品していたが、1950年岡本治男らと三重県津市広明町に津美術研究所を開設。1952年抽象に転じる。1966年オップ・アートの系列に属する幾何学的抽象を志向する作家たちのニュー・ジォメトリック・アートグループに同人として参加する。アメリカを初め、パリやドイツなど海外でのグループ展に参加し海外で高い評価を受けた。絵画への理論的研究が明確な方法となって、80歳に近い頃から明晰な幾何学的抽象の作品を多く描いた。 著書に『形(フォルム)-美しい造形 の秘密を解く鍵』(1958年アトリエ社)、『フォルムの基本-デザインの為 に』(1960年美術出版社)がある。1984年には近代日本画の技法(ⅠⅤ)美しい構図展(山種美術館)の企画を担当するなど幅広く活躍した。1994年三重県立美術館で岩中徳次郎展が開催された。

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岡田謙三ロットNo.14
岡田謙三
(作品)

リトグラフ
Image size: 73.0x53.0cm
Ed.55
サインあり


■岡田謙三 Kenzo OKADA(1902-1982)
1902年神奈川県に生まれる。
東京美術学校(現東京藝術大学)在学中にフランスに渡り、帰国後は二科会に所属し独特の作風で注目を集める。
1950年に渡米、翌年ニューヨークに居を構え絵画を模索する。その後手のこんだマチエールと奥ゆかしく優しい色彩により、装飾的ともいえる抽象作品を精力的に制作、発表する。「幽玄主義(ユーゲニズム)」と呼ばれるそれらの絵画作品は高く評価され、数々の国際展に出品し日本とアメリカの両国で活躍する。

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金子國義ロットNo.15
金子國義
「garconne」

銅版、手彩色
Image size: 15.7x10.9cm
Ed.70
サインあり


■金子國義 Kuniyoshi KANEKO(1936-2015)
1936年埼玉県に生まれる。
1959年日本大学芸術学部に入学。歌舞伎舞台美術家の長坂元弘に師事し、舞台美術を勉強する。大学卒業後グラフィックデザイン会社に入社するも3か月で退社、フリーとなる。
1966年、『O嬢の物語』の翻訳を行っていた澁澤龍彦の依頼で同作の挿絵を手がける。翌年、澁澤の紹介により銀座の青木画廊で個展「花咲く乙女たち」を開催。雑誌『ユリイカ』『婦人公論』の表紙や新潮文庫の『不思議の国のアリス』の挿絵などを担当。世紀末的・退廃的な雰囲気を漂わせる画風で知られる。

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鴨居羊子ロットNo.16
鴨居羊子
(作品)

1989年
布にさしこ
32.0x46.0cm


■鴨居羊子 Yoko KAMOI(1925-1991)
大阪生まれ。父はジャーナリストの鴨居悠、弟は画家の鴨居玲。1945年20歳の頃美術家を目指す。新聞社に入社、1955年大阪読売新聞学芸記者を辞めて独立。下着デザイン・製造販売に着手。白い質素な下着しかなかった時代に、カラカラフルな下着を売り出し人気を博す。1956年下着メーカー「チュニック制作室」を創設。1970年個展「ヘラクリオンの体」開催。画家、デザイナーとして活躍し、文筆活動でも才能を発揮した。2010年川崎市岡本太郎美術館で「前衛下着道 鴨居羊子とその時代」が開催された。

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柄澤齊ロットNo.17
柄澤齊
「肖像XII 上田秋成」

1983年
木口木版
Image size: 25.2x12.3cm
Ed.70
サインあり


■柄澤齊 Hitoshi KARASAWA(1950-)
1950年栃木県に生まれる。1970年日和崎尊夫の個展で木口木版画と出会う。翌年創形美術学校版画科に入学、日和崎に木口木版を学び親交を深める。1974年創形美術学校研究科版画課程を修了。1975年日本版画協会会員となる。この頃から木口木版コラージュを始める。1984年詩と版画による同人誌『容器』の創刊に参加し、1987年の終刊まで全ての装丁を担当。1987年頃から書物や標本を主題にしたリーヴル・コラージュやボックス・オブジェの制作を始める。1993年出版工房「梓丁室」を自宅に開設。
作品を制作する一方でエッセーも執筆し、架空の美術館を舞台としたミステリー小説『ロンド』によって下野文学大賞を受賞するなど、文学界でも活躍している。

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川端実ロットNo.18
川端実
(作品)

1957年頃
鉛筆デッサン
Image size: 15.0x10.0cm
サインあり


■川端実 Minoru KAWABATA(1911-2001)
祖父は日本画家川端玉章、父も日本画家川端茂章という芸術一家に育つ。そうした環境からごく自然に画家を志した川端は、東京美術学校に入学(同級に岡本太郎がいた)。1939年渡欧するが第二次世界大戦勃発のために帰国。戦後はフォーヴィスムからキュビスムの影響を受けた作品へと転じ、その後さらに抽象的傾向を強めた。1958年に渡米、抽象表現主義的作品を試みた後、日本的な空間処理や筆使いを生かした独自の抽象作品を発表。第2回グッゲンハイム国際展において個人表彰名誉賞を受け、翌年には第5回サンパウロ・ビエンナーレ展で受賞するなど、国際的な作家としての地位を確かなものにする。以後も主にニューヨークで活動し、鋭い感覚が捉えた画面構成と優れた色彩感覚を生かし、独自の抽象画を制作し続けた。

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北代省三ロットNo.19
北代省三
「重力制御」

1989年
電子版画
Image size: 26.5x26.5cm
Ed.15
サインあり


■北代省三 Shozo KITADAI(1921-2001)
1921年東京都に生まれる。父の影響で少年期よりカメラに親しむ。1939年(昭和14)に新居浜高等工業専門学校機械科(現・愛媛大学工学部)に入学、金属材料学に関心を持つ。1942年、陸軍に応召、47年に復員。1948年「モダン・アート夏期講習会」に参加、山口勝弘らと出会う。また、雑誌に掲載されたカルダーのモビール図版から模作を試み「七燿会展」に出品する。翌年、「第1回読売アンデパンダン展」に油彩を出品。1950年ころより美術家だけでなく音楽家など諸ジャンルの芸術家らとの親交を深め、バレエ公演の舞台美術などを担当する。1951年綜合芸術グループ「実験工房」を結成。第1回発表会として、バレエ「生きる悦び」の舞台美術などを担当する。「実験工房」ではメンバー共同制作による舞台作品、オート・スライドや映像作品などを発表。またこの年には第1回個展をタケミヤ画廊で開催、構成的な油彩画を発表する。その後は、ベニヤによるレリーフ、モビール、スタビル、印画紙を使った「写真版画」など、絵画以外のが中心となっていく。1957年ころからは、主に雑誌を媒体に写真を発表。

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絹谷幸二ロットNo.20
絹谷幸二
(作品)

紙に色鉛筆
Image size: 27.5x24.5cm
サインあり


■絹谷幸二 Koji KINUTANI(1943-)
1943年奈良県に生まれる。1966年東京藝術大学美術学部油絵専攻卒業。
1971年イタリアへ留学、ヴェネツィアでフレスコ古典画の技法を研究する。純然とした空の青を背景に、限定された形の中に明るく躍動的な色彩で描かれた人物などが特徴とされる。日本におけるフレスコ画の第一人者であり、フレスコ古典技法をもとに、独創的な制作を展開し続ける。
作品は油彩画、フレスコ画、水彩画、壁画、彫刻、立体、版画など多岐にわたる。

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小紋章子ロットNo.21
小紋章子
「桜」

1975年
油彩、キャンバス
15.0x22.0cm(SM)
サインあり


■小紋章子 Akiko KOMON(1933-)
1933年三重県に生まれる。1958年東京藝術大学卒業。個展、グループ展を多数開催。1972年中央公論2月号に詩「断章」を執筆。その後も詩やエッセイを創作。個展、グループ展を多数開催。秋田県立近代美術館に作品が収蔵されている。夫は画家の針生鎮郎。今年も個展を開催するなど精力的に活動を続けている。

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斎藤隆ロットNo.22
斎藤隆
「顔球」

1977年
リトグラフ
Image size: 39.5x34.0cm
E.A.
サインあり


■斎藤隆 Takashi SAITO(1943-)
1943年東京都に生まれる。独学で絵を描き始め、1963年より読売アンデパンダン展に出品、注目される。1984年より東京と京都の日本画家たちが集結した研究グループ「横の会」に参加し、1993年までモノクロームによる異形の人間像を精力的に発表する。主な個展に、「堕ちる」展(1985年、彩鳳堂画廊)、「指揮者」展(1988年、彩鳳堂画廊)、「私の釈迦十大弟子」展(池袋西武百貨店)などがある。

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佐野繁次郎ロットNo.23
佐野繁次郎
「ARIBABA」

1955年頃
紙に鉛筆
40.9x32.0cm
サインあり


■佐野繁次郎 Shigejiro SANO(1900-1987)
1900年大阪府に生まれる。小出楢重に師事し、信濃橋洋画研究所に学び二科展に出品。昭和初期より横光利一の「寝園」の挿画や著作の装幀、挿画をはじめとして多数手掛ける。1937年に渡仏しアンリ・マティスに師事、ジョアン・ミロとも交流する。戦後は二紀会の創設に参加。パピリオ化粧品の重役としても活躍、パッケージデザインも手掛けた。2008年に佐野の装丁本ばかりを纏めた『佐野繁次郎装幀集成』(みずのわ出版)が発行された。

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嶋田しづロットNo.24
嶋田しづ
「水彩小品」

2004年
水彩、鉛筆
Image size: 16.5x12.6cm
サインあり


嶋田しづ F263ロットNo.25
嶋田しづ
「赤のシンフォニー」

2007年
水彩
Image size: 37.0x45.0cm
サインあり


■嶋田しづ Shizu SHIMADA(1923-)
1923年樺太に生まれる。
1942年女子美術専門学校(現・女子美術大学)油彩科を卒業。早稲田大学では1945年まで文学部で東洋美術史を會津八一に師事する。
1958年から約20年間パリで制作を続け、自由な形態と豊かな色彩を用いた生命感あふれる作品を発表する。パリ滞在中に絵画・リトグラフ・エッチングの制作に励み、サロン・ド・メやサロン・ドートンヌ、コンパレイゾン、その他招待出品など、エコール・ド・パリや西欧画壇で活躍。1978年に帰国後は、湘南の海を眺望する神奈川県逗子市内にアトリエを構え、美術団体に属することなく個展を中心に作品を発表し現在も活躍を続けている。

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26番~52番はコチラ
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66番から78番まではコチラ
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◆ときの忘れものは2015年11月28日[土]―12月5日[土]入札による「戦後の前衛美術'50~'70 PartII S氏&F氏コレクションより」を開催します(*会期中無休)。
S氏F氏コレクション展DM

1950年代から前衛美術運動に参加、幅広い分野で半世紀にわたり活躍したS氏と、同じく50年代から現代美術を蒐集してきた国際派の経済人F氏のコレクションから78点を入札方式で頒布します。
【出品作家】
相笠昌義、朝倉摂、粟津潔、池田龍雄、池田満寿夫、伊藤憲治、猪熊弦一郎、井上公雄、岩中徳次郎、岡田謙三、金子國義、鴨居羊子、柄澤斉、川端実、北代省三、絹谷幸二、小紋章子、斎藤隆、佐野繁次郎、嶋田しづ、末松正樹、菅木志雄、勝呂忠、千住博、タイガー立石、高松次郎、高山登、タジリシンキチ、谷川晃一、利根山光人、中西夏之、野間佳子、馬場彬、浜口陽三、早川重章、針生鎮郎、平賀敬、福田繁雄、松崎真一、松崎鐘美、松澤宥、三井永一、三宅一生、吉仲太造、脇田愛二郎、渡辺豊重、
ピエール・アレシンスキー、マッツ・グスタフソン、クールバック、クリッパ、J.F.ケーニング、ジャン・コクトー、P.スーラージュ、チャイルズ、マーク・トビー、Y. Neiman、バルテュス、カレン・バーバー、フェイト、ジャン=ミシェル・フォロン、ルチオ・フォンタナ、デイヴィッド・ホックニー、マリノ・マリーニ、ジョアン・ミロ、J.メサジェ、ピエト・モンドリアン、ユヌス、ロバート・ラウシェンバーグ、S.ロディヨン、フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサー、S.Hdliku