本日4日(日)と明日5日(月)は休廊です。

先日ある評論家の方から、「それにしてもワタヌキさんのところは幅広いねえ」とあきれた顔をされましたが、菅井汲展の次が「アール・デコの作家」とくればまあそう思えるでしょうね。
亭主自身は偏狭で、幅広いなどという形容詞は最も似合わないと思っとります、はい。

今回展示するのはアール・デコを代表する4人の作家~ジャン=エミール・ラブルールジョルジュ・バルビエエルテカッサンドル~です。
ラブルールだけは、ときの忘れものの創業以来、大事にしてきた作家ですが、それ以外の3人については亭主はそう詳しくはありません。扱ってきた作品も極く僅かです。

長く画廊をやっていると、こちらが望まなくても次々と多様な作品が入ってきます。
整理したいので買い取って欲しい、他の作品と交換でいいから下取りして欲しい、昔あなたから買った作品を買い戻して欲しい、、、、etc.,

気づいたら、こりゃあアール・デコ展ができるねえ、となった次第であります。
いずれもひと目であの時代を彷彿とさせる作品で、亭主が下手な説法をするまでもありません。

中で、ラブルールだけは亭主が昔から愛してやまない作家でありまして、このブログでも幾度か触れておりますのでお読みいただければ幸いです。

●2012年05月23日/アールデコの作家ジャン=エミール・ラブルール

●2012年05月24日/再びジャン=エミール・ラブルール

以下の展示スナップは画面を二回クリックしてください、拡大されます。
出品全作品の詳細は8月31日のブログをご参照ください。
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ときの忘れものの通常業務は平日の火曜~土曜日です。日曜、月曜、祝日はお問い合わせには返信できませんので、予めご了承ください。
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偶然ですが、ちょうど時期を同じくして、銀座レトロギャラリーMUSEE(ミュゼ)でも「アール・デコの時代-古写真で垣間見る1920-30」が開催されています。
都市景観を軸にした企画で、世界随一の摩天楼がそびえるニューヨーク、最も輝いていた時代が凝縮された展示です。
川崎・アールデコ写真展

●「アール・デコの時代-古写真で垣間見る1920-30
会期:2016年8月24日(水)~9月25日(日)
11時~18時 ※期間中、月、火は休廊
会場:銀座レトロギャラリーMUSEE(ミュゼ)
<開催趣旨>
2016年9月、銀座レトロギャラリーMUSEEでは、企画展「アール・デコの時代-古写真で垣間見る1920-30」を開催します。
1920-30年代に開花したアール・デコの時代は、流動的な表現のアール・ヌーヴォーを源流としつつも、飛行機や自動車の発達に伴ってスピードを求めた世相を反映し、ダイナミックで幾何学的・抽象的な表現が追求されました。展開の中心となったニューヨークには、クライスラー・ビルに代表されるモニュメントが創り出されました。
合理性と機能主義に従った都市景観が広がる今日、近代的デザインの先駆けとなったアール・デコへの評価が再び高まっています。
本展では、マン・レイ(1890-1976)と交わり、都市景観を技巧的脚色なしに撮影した女性写真家ベレニス・アボット(1898-1991)を中心に紹介。美術史書籍の翻訳者、古賀敬子が、アール・デコの意匠、当時を生きた人々と街の景観との関わりが垣間見えるものという軸で26点を選定しました。
1931年竣工の銀座に残る希少な近代建築を舞台に、モダンで活気あふれるアール・デコの時代を記録した写真をお楽しみください。(同ギャラリーのfacebookより)


◆ときの忘れものは「アール・デコの作家~バルビエ、エルテ、ラブルール、カッサンドル展」を開催しています。
会期:2016年9月1日[木]~9月10日[土] *日曜、月曜、祝日休廊
201609artdeco

1910年代半ばから1930年代にかけてヨーロッパおよびアメリカを中心に一世を風靡したアール・デコ(仏: Art Déco)を代表する4人の作品約15点をご覧いただきます。