<2010年、100歳で逝去された小樽在住の版画家・一原有徳の個展を私のコレクションを含めて展示します。一原の版への挑戦、表現への向き合い方は常に厳しく、その結果生涯2万点を超える作品を残しました。近年では美術館以外で展示されることは極めて稀になった一原作品を見られる機会です。1960年に土方定一の推薦で東京画廊でデビューしたのが49歳という経歴もユニークです。私は登山家の一原有徳に憧れて出会いましたが、結局は版画家・一原有徳の世界に魅了されてしまいました。今回は1960年制作のモノタイプから90年代のトタンや金属板を製版した作品まで幅広い作品を展示しましたので、ぜひご覧ください。
中村惠一>

先日、谷川晃一先生の新著『画家の雑記帳』をご紹介したばかりですが、
ブログ執筆者で長年の顧客である中村惠一さんから一原有徳先生の展覧会の案内状をいただき、少々感慨を覚えました。
会場は、2月にメカス展を開催してくれた「スタジオ35分」。西武新宿線「新井薬師」駅から近く、18時~23時という夜間開催のギャラリーです。
一原先生は北海道小樽の郵便局員として定年まで勤め上げる傍ら、版画家として活躍されました。
ほとんど無名のころ、鎌倉の神奈川県立近代美術館の土方定一先生が注目し、作品を収蔵します。
一原先生が全国的に知られるきっかけとなったのは1977年の現代版画センターの企画「'77現代と声」全国同時展でした。
北川フラムさんが実行委員長を勤め、選んだのは9作家(靉嘔、磯崎新、一原有徳、小野具定、オノサト・トシノブ、加山又造、関根伸夫、野田哲也、元永定正)。一原先生以外は当時でも相当知られた作家たちでした。
私たちはそれまで一原先生の名すら知りませんでした。
版画の分野から野田哲也先生をまず選び、もう一人と探していたときに、一原先生の存在とそのユニークな作品世界を私たちに教え、強力に推してくださったのが谷川晃一先生でした。
目利きの面目躍如ですね。
あれから40年、一原先生は2010年に100歳の天寿を全うされました。
谷川先生は伊豆高原でお元気で制作と執筆にはげんでおられます。
一原芸術の再再評価と、谷川先生のますますのご活躍をお祈りする次第です。
●本日のお勧めは一原有徳のモノタイプ小品です。すべて一部のみ(1/1)の希少作品です。

一原有徳「作品」
1977年 モノタイプ(1/1)
イメージサイズ:10.2×15.1cm
シートサイズ:20.2×28.1cm
Signed

一原有徳「作品」
1977年 モノタイプ(1/1)
イメージサイズ:4.5×5.2cm
シートサイズ:8.0×12.6cm
Signed

一原有徳「作品」
1977年 モノタイプ(1/1)
イメージサイズ:5.1×4.0cm
シートサイズ:12.8×8.1cm
Signed

一原有徳「作品」
1977年 モノタイプ(1/1)
イメージサイズ:5.2×3.5cm
シートサイズ:10.2×7.8cm
Signed

一原有徳「作品」
1977年 モノタイプ(1/1)
イメージサイズ:4.5×5.1cm
シートサイズ:8.3×12.5cm
Signed
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
●ときの忘れものは青山から〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。
阿部勤設計の新しい空間はWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。*日・月・祝日は休廊。
中村惠一>

先日、谷川晃一先生の新著『画家の雑記帳』をご紹介したばかりですが、
ブログ執筆者で長年の顧客である中村惠一さんから一原有徳先生の展覧会の案内状をいただき、少々感慨を覚えました。
会場は、2月にメカス展を開催してくれた「スタジオ35分」。西武新宿線「新井薬師」駅から近く、18時~23時という夜間開催のギャラリーです。
一原先生は北海道小樽の郵便局員として定年まで勤め上げる傍ら、版画家として活躍されました。
ほとんど無名のころ、鎌倉の神奈川県立近代美術館の土方定一先生が注目し、作品を収蔵します。
一原先生が全国的に知られるきっかけとなったのは1977年の現代版画センターの企画「'77現代と声」全国同時展でした。
北川フラムさんが実行委員長を勤め、選んだのは9作家(靉嘔、磯崎新、一原有徳、小野具定、オノサト・トシノブ、加山又造、関根伸夫、野田哲也、元永定正)。一原先生以外は当時でも相当知られた作家たちでした。
私たちはそれまで一原先生の名すら知りませんでした。
版画の分野から野田哲也先生をまず選び、もう一人と探していたときに、一原先生の存在とそのユニークな作品世界を私たちに教え、強力に推してくださったのが谷川晃一先生でした。
目利きの面目躍如ですね。
あれから40年、一原先生は2010年に100歳の天寿を全うされました。
谷川先生は伊豆高原でお元気で制作と執筆にはげんでおられます。
一原芸術の再再評価と、谷川先生のますますのご活躍をお祈りする次第です。
●本日のお勧めは一原有徳のモノタイプ小品です。すべて一部のみ(1/1)の希少作品です。

一原有徳「作品」
1977年 モノタイプ(1/1)
イメージサイズ:10.2×15.1cm
シートサイズ:20.2×28.1cm
Signed

一原有徳「作品」
1977年 モノタイプ(1/1)
イメージサイズ:4.5×5.2cm
シートサイズ:8.0×12.6cm
Signed

一原有徳「作品」
1977年 モノタイプ(1/1)
イメージサイズ:5.1×4.0cm
シートサイズ:12.8×8.1cm
Signed

一原有徳「作品」
1977年 モノタイプ(1/1)
イメージサイズ:5.2×3.5cm
シートサイズ:10.2×7.8cm
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一原有徳「作品」
1977年 モノタイプ(1/1)
イメージサイズ:4.5×5.1cm
シートサイズ:8.3×12.5cm
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